降谷零の幼馴染は秘密がお好き

秘密 ３１ ページ32

降谷side

Aが気絶した理由は、

部屋中に巻かれていた薬

普段、薬を飲んでも全く効かない(悪くも、良くも)Aに取って珍しく、心配させられたが睡眠不足などで体中の免疫力が下がっていただけだった。

良かったが、薬の効果が厄介でしばらく体が動かせないらしい。人によって期間は変わるが。

まぁ、貧血、軽い栄養失調、睡眠不足

のAに取っていい休みになるといいが



でも、涙の意味が分からない。

Aは泣かない。

A自身に聞いても、泣いた事は一回ぐらいらしい。

何があったのか？

そして、俺があの時感じた恐ろしさはなんだ？


そして、俺はまた

大切な人を守れなかったのか？




ーーーーー

私は、呪いの子らしい。

物心ついた頃からそう呼ばれている。


誰も、名前を読んでくれない



そして、誰も私を愛してくれない


どうして？

どうして私だけ辛い思いをするの？


その答えは、いつも同じ

『お前が、呪いの子だから』

呪いの子って何？

私は、一体何者なの？

そして、私の肩にあるあざは何？


ーーーーー
？side

桜の子、、、、

右肩に桜の形をしたあざを持って生まれた子は不思議な力を持ち、、

人々を救うだろう。

古い書物にはこう書かれていた。


だけど、俺は桜の子なんて

許さない。

こいつのせいで、俺は

俺は

俺は


ユルサナイ

絶対にこいつ(桜の子)を絶望にどん底に落としてやる



その男は、

古い書物を書き換えた。


彼女が生まれる前に



かつて、人々を守った桜の子は

人々を呪う、呪いの子として恐れられる存在になった。

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