角名倫太郎はアイプチがしたい 【角名倫太郎】

チベットスナギツネの反省 ページ3

やっぱりAの笑顔が見たい



ただそれだけを考えて部活帰りに薬局に寄る事を決めた


二重になってAに惚れ直されたい



練習が終わって片付けてても



「角名〜…アカン｡完全に上の空や」



「Aちゃんに報告か」



「あの子楽器持ってどつきに来るな」



銀島と侑と治がAの真似して笑ってる

おいこら今の完全にゴリラだろ


「Aそんなゴリラじゃないから楽器持って殴り込みに来たりしない」



「夢見すぎちゃう?」

「呼んだろか?」






「呼べるもんなら」









『倫太郎!何しとんねんアホ!』


5分後息を切らして扉を開けた






『自分何そんなアホな事考えとるん?!どつき回すぞわれ』



「怖っ」



胸ぐらを掴みんで俺を見上げるA





『うちが一番好きなのはバレーしとる角名倫太郎やねん｡アイプチ買うて二重に時間費やしとる角名倫太郎が一番嫌いや!!!!!!!!!』








最後涙ぐみながら胸ぐらをパッと離して





『大っ嫌いや!角名のアホ!』






聞きたくない暴言を吐き捨てて体育館に涙を零して帰ってしまった





「…角名やらかした」



「サム今言うたらアカン」



立ち尽くすしたできない俺を残して



バレーネットが外されボールを片付ければ終わりとなっていた


「あのな,角名｡Aちゃんが二重イケメンとデレデレしとった話の内容なんだか知りたい?」




治がボールを抱えたまま,話しかけてきた

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