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Japanese skullcap 夜久衛輔 ページ1

高校最後の夏休み



修業式の後,彼に呼び出される







彼の指名した空き教室を開けると






夏の湿度が高くムシムシする風に包まれる






運動場を眺める彼の背中に声をかけた




『夜久君_ごめんね。お待たせ』






「あ,大丈夫だよ。ごめんね急に」




『ううん。大丈夫!』






いつもニコニコしてる彼とは打って変わって真剣な表情だから





胸が高鳴る



「部活前だからそんな時間取れないんだけど…」






彼は持っていた花束を渡してくる



『うわぁ…綺麗…』







「俺…ずっと今まで好きで,ずっとこれからも好きだから…」





紅くなった頬を隠さず伝えると足早に帰ってしまった







紫の小さな花は私の胸の中で小さく揺れた




......................................................


Japanese skullcap (タツナミソウ):私の命を捧げます

Forget not me 大将優→



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作者名:タンスにゴンゴン | 作成日時:2017年12月23日 13時

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