放課後、コンビニ前で会った。 ２ ページ7
「あぁ、疲れたー…！」
「てめぇ、んなになるんだったらはよ諦めろや」
「うるさいですね…ご飯の前にお腹を減らしてるんです」
息切れしながら精一杯の皮肉を返す。
さっきまで私たちは、全力で鬼ごっこをしていたのだ。ハイミルクのチョコレートを片手に追いかける私と、逃げ回る彼。ただ今は私がもうバテてしまったので、再びコンビニの前に戻って座り込んで休憩中だ。
なかなか息切れが引かない私に、余裕の表情の彼はまた愉快そうに笑う。むっとして、私は「でも」と言った。
「でもあれだけ逃げ回るってことは、ヤンキーお兄さん甘いもの苦手なんですね。ビターチョコレートは食べるのに」
「俺だって糖分が必要な時くらいあんだよ髪留め女」
「そうですかー」
もはや討論を続けるのも面倒くさくなって、私は立ち上がった。「もう帰ります」と彼に向かって言う。
「勝手に帰れやクソガキ…てか俺も帰る」
お互い挨拶もなしに反対方向へ進み始める。「あ」と私は思い出して、「ヤンキーお兄さん」、と彼を呼んだ。
「あ？」
「よっ」
彼の顔が歪む。
「ハイミルクチョコレート。とってもおいしいですよね？」
私は彼に、満面の笑みを向けた。
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ゆうきりさ(プロフ) - そらまめさん» そらまめさん、コメントありがとうございます！かっちゃんってどんな話にしてもはえますよね！かっちゃんがもっともっと格好良くなるように更新頑張ります笑！ (2020年7月31日 17時) (
レス) id: a3d7f766b2 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ - はー……もうかっちゃんがすごい尊い(((更新頑張ってください！ (2020年7月31日 13時) (レス) id: 900942357c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうきりさ(プロフ) - 雪音さん» 雪音さん、初コメありがとうございます!!すごく励みになりました！続き待っててくださいねー！ (2020年7月31日 6時) (レス) id: a3d7f766b2 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - めちゃめちゃおもしろいです!!!更新頑張って下さい!!応援してます! (2020年7月31日 1時) (レス) id: dd74d32d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうきりさ x他1人 | 作成日時：2020年7月26日 18時
