番外編 放課後、爆豪くんのTwitterが見たい。 後編 ページ31
出てきたほとんど真っ白の画面に、私は肩を落とした。
爆豪くんのツイートはひとつだけだったからだ。
(そりゃそうだよな…爆豪くん、こういうの本当にやらなそうだもん)
そう自分を慰めながら、私は最初で最後の爆豪くんのツイートを見た。
〈可愛い〉
ツイートはたった一言。ただ、それと一緒に写真も載せられていた。クリックして、写真を拡大してみる。
「っ＿＿＿！」
その写真に、私は言葉を失った。
間違いない。
＿＿＿＿載せられていた写真に写っていたのは、私の後ろ姿だった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
鳴り響く呼び出し音。前回の電話事件のあと、爆豪くんが〈好きな時連絡しろ〉とラインしてきたので、私は急いで彼に電話をかけたのだ。
『どうした』
数回のコールの後響いた声に、私は一瞬黙り込むも、「爆豪くん」と声を絞り出した。
「私の写真、Twitterにあげましたか？」
ガツン
スマホが落ちたのであろう、大きな音が私の耳に届く。少しして、爆豪くんの低い声が再び聞こえた。
『おい髪留め女…てめぇまさか見たわけじゃねぇだろうな…』
「なんなら今パソコンの画面に表示されてます」
『…ッ…てめぇ…』
ぶっ殺 す!!
その声が聞こえて、ぷつんと通話は切れた。
「…ふふ」
私はスクリーンショットをしながら、彼の顔を想像して、きっと赤くなっているんだろうなぁと笑みを漏らした。
番外編 放課後、爆豪くんを照れさせたい。→←番外編 放課後、爆豪くんのTwitterが見たい。 前編２
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうきりさ(プロフ) - そらまめさん» そらまめさん、コメントありがとうございます！かっちゃんってどんな話にしてもはえますよね！かっちゃんがもっともっと格好良くなるように更新頑張ります笑！ (2020年7月31日 17時) (
レス) id: a3d7f766b2 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ - はー……もうかっちゃんがすごい尊い(((更新頑張ってください！ (2020年7月31日 13時) (レス) id: 900942357c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうきりさ(プロフ) - 雪音さん» 雪音さん、初コメありがとうございます!!すごく励みになりました！続き待っててくださいねー！ (2020年7月31日 6時) (レス) id: a3d7f766b2 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - めちゃめちゃおもしろいです!!!更新頑張って下さい!!応援してます! (2020年7月31日 1時) (レス) id: dd74d32d36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうきりさ x他1人 | 作成日時：2020年7月26日 18時
