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「＿＿＿風柱様、今日の月はとても綺麗ですね」
「げほッ」
「だ、大丈夫ですか？」
心配そうにこちらを見てくる水澪に「大丈夫だァ」と言うと、「そうですか」と眉を下げたまま返された。
(驚いたァ…)
胡蝶は「聡明で、芯が通っている」と言っていたが、それに天然も加えるべきではないかと俺は思った。
＿＿＿＿＿＿＿＿
「風柱様、本当にありがとうございました。お疲れ様でした」
「あァ」
私は風柱様に頭を下げると、藤の家紋の家に着いて案内された部屋に入った。
(今回の合同任務は本当に、色々あったな…)
亮太郎のお母様を死なせてしまった。
風柱様に「ありがとう」と言われた。
亮太郎のお父様を泣かせてしまった。
風柱様にずっと背を撫でてもらった。
風柱様が私の話を聞いてくれた。
風柱様が泣いている私を抱きしめてくれた。
頭を撫でてくれた。
(風柱様は本当にお兄さんみたい…、今回の合同任務で本当に仲良くなれた)
私は畳に座りながら思った。
(私、もっと風柱様と仲良くなりたい。もっと頭を撫でててほしい。もっと優しくしてほしい。もっと心を軽くしてほしい。もっと＿＿＿＿)
「助けて、欲しい…」
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ゆうきりさ(プロフ) - ツナミカワさん» ご指摘ありがとうございます！キャラの名前を間違えるとは…本当にすみませんこの駄作者…！直しますね！ (2020年9月27日 7時) (
レス) id: a3d7f766b2 (このIDを非表示/違反報告)
ツナミカワ(プロフ) - 序章から申し訳ないですが富岡の漢字違いますよ正確には『冨岡』です (2020年9月26日 23時) (レス) id: f27e09d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうきりさ | 作成日時：2020年8月22日 17時
