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『 きゃー! 』
おもしろかったけど、怖かった。
結「 顔、ひどいよ。笑 」
興奮状態の私は、
「 だって、あの落ちる時に、びゅんってなるの! 」
玄「 Aちゃん、必死。 」
「 ほんとに、やばいんだって! 」
どんなに叫んでも、怖いんだもん。
乗るまではよくても、乗ってからは最悪。
玄「 てか、勇太は? 」
「 あー、えっと... 」
何て嘘をつこうか迷っていると
結「 3人で廻る? 」
心配してくれた。
やっぱり、結奈は優しい。
「 あー、待ち合わせしてるの! あそこで。 」
私の指の先には、レストラン。
結「 ほんとに? 」
「 うん、ほんと! じゃ! 」
あんなに仲良しなふたりの間に、
入るわけにいかないでしょ。
ふと後ろを振り返ると、
仲良さそうに手を繋いで寄り添い合っていた。
ほら、これが正解だ。
強がったのはいいものの、
神宮寺勇太がどこにいるかわかんない。
何で、こんな広い遊園地であいつを捜さなきゃいけないの。
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作者名:梨沙 | 作成日時:2014年3月19日 23時