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嶺「 Aちゃん... ？ 」
「 中村くん？ 」
タイミング悪く、入ってきたのは中村くんだった。
布団から反射的に、起き上がる。
嶺「 ごめん、聞いちゃった。 」
「 別にいいよ。 」
嶺「 僕のせいだったんでしょ？ ごめんね。 」
「 中村くんのせいじゃないよ。 」
嶺「 ごめん。 ほんとに、ごめん。 」
そんな謝らないで欲しい。
悪いのは、中村くんだけじゃない。
私も、十分悪い。
嶺「 こんなこと言える立場じゃないけど、 」
「 ん？ 」
嶺「 仲直りするの、頑張って！ 」
「 うん、ありがと。 」
中村君の笑顔見て、少し元気でたかも。
じゃあ、と言って出てった中村くん。
私は、いろんな人に支えられてるって感じた。
勇太に、ちゃんと言わなきゃ。
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作者名：梨沙 | 作成日時：2014年3月19日 23時
