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16. ページ16

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待ち合わせは、あの公園。



いつもここで待ち合わせをして、ここで解散する。



これが、私達の日課みたいなもの。





勇太、遅いなぁ。



いつもなら、先に来てる勇太が今日はいない。



学校で何かあったのかも!



待たないで怒って帰るほど、短気な女じゃないから。





それでも、もう30分は待ってる。



さすがに、遅くね?





公園を出て、勇太の学校に向かう。



図々しいって思われちゃうかな。



でも、彼女なんだから!



自分にそう言い聞かせて、勇太の学校へ向かった。





突然、携帯がなった。



勇太からのメール。


『 今日、行けなさそう。 ごめん。 』

『 りょーかい! 』





せっかく、決心して来たのに。



これじゃ、意味無いじゃん。



それでも、何かあったの?って聞けない私は、臆病だ。





家までの帰り道、カップルとすれ違った。



私達も、あんな風に幸せそうに見えてるのかな。





... あれ。



勇太じゃない?





勇太の高校と同じ制服で、明らかに勇太だった。



私には、気付いてないみたい。





不安的中じゃん。





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設定タグ:神宮寺勇太 , 岩橋玄樹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:梨沙 | 作成日時:2014年3月19日 23時

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