a piece of cake. Ⅰ (ページ49)

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さすがにこの距離での阿部先輩からの「好きだよ」はどの世の女の子でもドキッとするでしょうよ。

プレゼンの話にしたってさ、びっくりしちゃった。

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「え、あ、ほら、じゃあ、なんですか、まだまだって…」

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なんとか口からでた言葉。

でもいつもより早口だったかもしれない。

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亮平『はは(笑)。結局ね…。』

「結局？」

亮平『うんとね、結局は相手との信頼関係なの。だから舘さんとは俺の方が信頼関係あるからまだまだ。』

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眉毛をㇵの字にしながら話す先輩。
「それは、ずるくないですか！」

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なんとなくしんみりした気がしていつもよりちょっとだけ明るく返事する。

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亮平『まだまだ戦うフィールドが違いますよ、お嬢さん？』

「さすがに先輩と同じは一生無理です。おこがましいです。」

亮平『久しぶりに飲み行く？』

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なんとなく今日は後輩の私が言えることではないが、1人で放っておけない空気を感じた。

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「あの、居候誘ってもいいですか？」