a piece of cake. Ⅰ (ページ47)

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Ryohei side

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亮平「き、気づいてたんなら俺も入れてくれればいいのに〜！」

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完全に引いてるA。
にやにやしてる宮舘涼太。

冗談ぽく言ってみる。

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実際はAのことを叱ったので、落ち込んでないか心配でこっそり来た。

けど、来たのがばれるのは嫌でもうプレゼン始まったら帰ろうかと思ってた。

けど、

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涼太『え？そんなことしたらAちゃんの成長した本当の姿見れなかった、あ、いや、聞けなかったよ？』

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舘さんの言う通り、プレゼン始まったら想像以上にできる女になってて最後まで聞いてしまった。

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『なんでいるんですか？』

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真顔で聞いてくる。

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亮平「あーいや、心配で？」

涼太『過保護な保護者じゃん(笑)』

亮平「いや違うわ」

涼太『ほぉー、阿部ちゃん、過保護な保護者は嫌なんだ？じゃあなに？阿部亮平はAのなんなんだろうね、Aちゃん？』

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にやにやしてる舘さん。

こいつ…。

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『宮舘さん、これは、仕事ができる頼れる先輩かと思ってましたが、これはストーカーですね！』

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A…。

ちょっとしてやったりな顔をしている。

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亮平「それはもっと違うわ！正式なAの教育係です！」

涼太『教育係ね、長くない？Aちゃん入社してからもう結構経ってるし、今日のプレゼンもね？頑張ってたもんね？』

亮平「教育係はいつまでも教育係なの。」

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自分で言っててもよく分からない。

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涼太『じゃあ、阿部先輩どうでした？Aちゃんの仕事ぶりは。』

亮平「頑張ってました。」

涼太『好き？』

亮平「は、え？」

涼太『プレゼンのこと。』

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露骨に慌てる俺を見てにやにやが止まらない宮舘涼太。

そして、そんなことは気にせずおそらく、プレゼンの評価が気になってじっと俺を見つめるA。

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亮平「はいはい。好きなプレゼンでした。」

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なんなんだ舘さん…。

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『え、本当ですか！宮舘さんのおかげで先輩に初めて褒めてもらいました…！ありがとうございます！』

涼太『褒めてもらったことないの？それは教育係失格だ。これからは俺が教育係になってあげるよ、いつでもウェルカムだよ。』

亮平「いやうちの大事な社員なんで、やめてください宮舘さん。」

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そんな冗談を言いながら帰り際

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涼太『好きな子に意地悪して良いのは小学生までだから。』

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そんなことを言われた。