a piece of cake. Ⅰ (ページ16)

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15. ページ16

Ren side.

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蓮「とりあえず入ろう。目立つ。」

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さすがにこれはいくらなんでも冷静になれない。

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婚姻届って普通にふざけてるだろ。

俺もそんな話してないのに。

しかもはじめましてってなんだよ。

翔太…。

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翔太『ねむ。』

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こいつ…。

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『あの…そもそもなんですけど、渡辺さんはなんでうちのお父さんと知り合えたの？』

翔太『ん？それはね、運命的な出会い。あ、あと、翔太って呼んで。将来Aも渡辺さんだよ？』

『いやふざけないで。真剣に。』

翔太『釣りで意気投合した。』

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絶対嘘。

翔太釣りなんてしないだろ。

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『あ～勝手なことばっかりしてお父さん。』

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Aも信じちゃってるし…。

そういうことか。

初対面なふりしたのは俺が翔太に何にもいえないようにするためか。

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翔太『今日の夕飯なに～？』

『あ、夕飯食べてないですか…？』

蓮「翔太くん、図々しすぎない？」

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はじめましてだからね、翔太くん。

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翔太『そんなことないよね？A？』

『え、あ、はい…。』

蓮「A、相手にするな。そんな言うなら俺が作るよ？ね？翔太くん。」

翔太『俺は将来のお嫁さんのご飯を…。』

蓮「いや、Aは俺の彼女なんだから、Aのご飯食べられるのは俺だけ。」

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Aの頭にぽんと手を乗せる。

Aはびっくりしたように見上げる。

ちょっと照れたその顔が可愛い。

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翔太はむすっとしてる。

残念だったな翔太。