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ああ、来ちゃった。

もう来ないって決めてたのに。

流されてしまった自分に嫌気が差す。







「…どうして、連れてきたんですか。」






あくまでもこの人は彼女持ち。好きな人だからと言って彼女持ちの男の人の家に上がるなんて私は最低だ。







「俺がそうしたかったから。」







...彼女がいるのに、そんなこと言うんだ。

ずるい人だ。やっぱり中島さんは性格が悪い。





涙が止まらなかった。

だって、こんなに近くにいるのに中島さんは物凄く遠い。

付き合ってた訳じゃないから他の人に会うな、なんて言えないし、彼女を作るなとも言えない。

資格がないのにどんどんわがままになっていく自分が嫌だった。





中島さんは、困ったように頭を掻いた。





そうなるのも仕方ない。

何度か抱いた女を家に連れてきたら急に泣き出したんだ。

誰だって困るだろう。

しかも相手は中島さん。こんな女は願い下げなはず。

ああ、元々ない望みがもっと無くなった。









そんな風に考えていると、大好きな香りとその温度に包まれた。







「...誰のせいで泣いてるんだよ。」








拍子抜けした。まさか、抱き締められるなんて思ってなかったから。








「好きな人、いるんでしょ。」










中島さんの声は震えていた。





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ゆい(プロフ) - 面白かったです!途中腕を組んでたのはそうゆう関係の人だったんでしょうか?いつから気になってたのか中島さん目線も知りたいです(๑>◡<๑) (2022年8月17日 4時) (レス) @page22 id: 69bd512447 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りる | 作成日時:2022年5月15日 14時

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