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夏休み、誰よりもこの顔を見たはずなのに、
もう見飽きてもおかしくないはずなのに、
どんなものよりも綺麗で魅力的で仕方がない。
提灯のあかりが彼の味方をしてるとしか思えないくらい
彼が1番輝いているのは私が好きだから。
誘ってくれたのにガッカリされないだろうか、
つまらないと思われないだろうか、
私が大親友以外の気持ちを抱いてしまっていることを
北斗が気づいてしまわないだろうか、
そんな馬鹿みたいな考えばかり。
「聞いてる?」
『ごめん、聞いてなかった…』
北斗は呆れたようにだろうね、と笑う。
「なにか考え事?」
私は、北斗の大親友で、
北斗は、私の大親友だ。
これは揺らがない。揺るがせない事実。
『何から食べようかなって悩んでたの』
「そんなことで…」
『そんな事じゃないよ!!一大事だよこれは!!』
昨日の夜まで思ってた。
私が想いを伝えることは
彼から友人を1人奪うことであって
この夏休みを気まずい思い出にしかねないということだと。
でもどうだろう。
今が1番幸せなのに、
それを楽しめないこと自体が北斗を悲しませないだろうか。
誘ってくれた彼が、私の表情を伺ってしまって
楽しめなかったら。
それは私の気持ちがバレることの何百倍も辛い。
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YUUKI(プロフ) - お話が終盤に向かっていくに連れて涙腺がゆるゆるになって最終的にガチ泣きしました。凄く切なくて、めちゃくちゃ面白かったです!! (8月3日 0時) (
レス) @page39 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ずっとずっとお話の更新も楽しみで、大好きなんですけど、切なすぎて寂しいけれど、北斗の台詞が題名に繋がるところ、本当に素敵すぎます！ 兎に角好きでしかないですっ！ (7月5日 17時) (レス) @page36 id: 7c710f6426 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 切なすぎます……… (6月22日 12時) (レス) @page28 id: ff33edc1a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾅﾅ | 作成日時：2023年5月27日 14時
