1話 ページ3
〜♪
『うるっさい…!!』
携帯めがけて勢いよく手を伸ばせば、
ガタン、とそれが落ちる音がした。
それと共に着信音が止む。
まだ重たい瞼を最小限にあけて
ベッドの下に落ちた携帯をひろえば時刻はまだ6時半。
こんな朝から電話なんて、とロックを解除しようとするが
寝起きは私のいつもの顔ではないようで、
いつまで経っても開くことはなく。
しかしこれも日常。
毎朝ムカつきながらも、
6桁のパスワードを2、3回間違えながら押してやっとの事で通知を見ることが出来た。
同時に携帯が震えて、新着メッセージが。
『…“起きてる？”？』
頭は全く働かないので、それがなんの事だかわからず、
既読を付けてみるとすぐにまた着信音が響いた。
相手は……
『…まつむら、?』
松村北斗と表示された画面。
なんで!?と頭に？を沢山浮かべる。
そんなこんなしてるうちに電話は切れてしまい、
既読をつけた手前何かしらの反応が求められる状況に。
1人コントをしている場合では無さそうだ。
意をけして折り返しの電話をいれる。
3コール目で、雑音が聞こえた。
「おはよう、ちゃんと起きた?」
『…うん、起きたんだけど、』
「今日からだからね」
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YUUKI(プロフ) - お話が終盤に向かっていくに連れて涙腺がゆるゆるになって最終的にガチ泣きしました。凄く切なくて、めちゃくちゃ面白かったです!! (8月3日 0時) (
レス) @page39 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ずっとずっとお話の更新も楽しみで、大好きなんですけど、切なすぎて寂しいけれど、北斗の台詞が題名に繋がるところ、本当に素敵すぎます！ 兎に角好きでしかないですっ！ (7月5日 17時) (レス) @page36 id: 7c710f6426 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 切なすぎます……… (6月22日 12時) (レス) @page28 id: ff33edc1a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾅﾅ | 作成日時：2023年5月27日 14時
