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家に着いてすぐ通知音がなって、柄にもなく急いで開いた。
が、期待も虚しく家族のグループからの通知。
大方親戚で集まろうというような連絡で、
個人LINEにもそのような誘いがきていたが興味もない。
私はあまり家族と仲が良くない。
そんなことはどうでも良くて
すぐさま松村くんへ、着いたよ、今日ありがとうと送る。
既読が一瞬でついたかと思えば携帯が震えた。
“松村北斗”からの着信である。
『もしもし、』
「ねぇ恋愛小説とかなら読める?」
『読めます』
「じゃあ明後日用に何冊か見繕っておく」
『うん、ありがと…』
文字はそこまで小さくない方がいいよね?とか
もうちょっとキャッチーな方が読みやすい、という呟きと本を探す物音がする。
私をかなり置いてけぼりだ。
それに見繕っておくという割に今見繕ってしまってる。
でも、一人暮らしは音がなくて静かだからこの雑音が心地よい。
そっか、次は明後日なのか。ちょっとだけ寂しいと思う。
『次は明後日かぁ』
「それはどっちの意味で??」
『…楽しみの方!!』
「あんなに暇そうにしてたじゃん」
『松村くんが面白くて』
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YUUKI(プロフ) - お話が終盤に向かっていくに連れて涙腺がゆるゆるになって最終的にガチ泣きしました。凄く切なくて、めちゃくちゃ面白かったです!! (8月3日 0時) (
レス) @page39 id: 856434f156 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ずっとずっとお話の更新も楽しみで、大好きなんですけど、切なすぎて寂しいけれど、北斗の台詞が題名に繋がるところ、本当に素敵すぎます！ 兎に角好きでしかないですっ！ (7月5日 17時) (レス) @page36 id: 7c710f6426 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 切なすぎます……… (6月22日 12時) (レス) @page28 id: ff33edc1a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾅﾅ | 作成日時：2023年5月27日 14時
