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ポジティブ4 ページ5

_____12時45分





その時間になるとチャイムが鳴り、4時限目の終わりを知らせる





それと同時に

















購買部は戦争と化す
























「どいたどいたどいたあぁぁああ!!!!!」





今日は大人気ですぐ売り切れるパンが出る





しかし4時限目の担当教師が授業を5分遅れで終わらせたため購買部は既に人混みで溢れかえっていた




「ふおおおぉぉぉお!!」





人混を掻き分けてなんとか最前列にきた





お目当てのパンは......!?









「さっきセンター分けの男の子が買って行ったのが最後だよ」









うそ...だろ.....!!?



てかセンター分けの男の子ってあいつしか浮かばないんだが...






とりあえず何かパンを\ゲッツ/しなければ俺の昼飯はない













「おばちゃん惣菜パンある!?」





「焼きそばパンがラスト1つあるわよ」




「んじゃあそれと...」





さすがに育ち盛りの高校生のランチにパン1つじゃ腹は満たされない





「菓子パンは?!」




「牛乳パンがあるよ」





菓子パンが入っている箱を見れば、そこにはたくさんの牛乳パンがあった






えぇ...牛乳パンか.....





「あんた買うの?!買わないの?!!後ろ並んでるんだから早くしておくれ!」




「アッスミマセン」





と、半ば強制的に牛乳パンを持たされた






「え?これ買うの?俺買うの??」






まぁいいや、とお金を払い教室へ戻った









「あ、おかえり。パン買えたか?」





教室の隅っこで国見と金田一が机を引っつけて昼食を食べていた






「焼きそばパンと牛乳パンしか買えなかった」





なんで牛乳パン...と呟いた金田一





俺だって無理やり買わされたんだけど...





いや...購買部のおばちゃんが俺の美貌を直視できなかったからあんな態度を取ってきたのか...









うんうん、と納得していると金田一の横から「プッw」と笑いが聞こえた





「テメェ国見なに笑ってんだよ!!!!
お前ズルしただろ!!?」





「あ、バレた?」と例のパンを優雅に食べる国見を今すぐ殴り飛ばしたい




この男__国見は4時限目が終わる10分前に


「お腹が痛いのでトイレに行ってきます」


と言い、それから帰ってこなかったのだ




つまり、授業を抜け出して購買に行っていたのだった











「うめぇ」




「頼む、一口」




「や〜だね」

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作者名:りるり | 作成日時:2017年11月26日 19時

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