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入間side


猫宮A。家は猫宮財閥。

そんなご令嬢が警察官、ねぇ。

まぁ一応上司だからな。


『入間先輩』

「はい」

『隠蔽なら任せてくださいね。私も上司の弱味は握っていますから』

にやりと笑う彼女は苗字の通り猫のようだ。


何にせよ、似たもの同士か。



Aside


入間先輩の車から降りると事務所のような建物が。

「銃兎さん、こちらの…」

舎弟さんかな?

「こちらは私の連れですので」

「はい。兄貴はいつもの所にいますよ」

兄貴って呼ぶんだ…。なんかかっこいい。


「よぉ左馬刻」

「なんだようさポリ。その女は?」

おお、私の存在に気づくのはやい。

『ヨコハマ署組織犯罪対策部警部補。猫宮Aです。この度入間先輩の上司兼後輩になりました』

碧棺さんはほぉー?とこちらを見つめてくる。

「んで?何の用だ」

「猫宮さんがお前に会いたいっつーから来たんだよ」

入間先輩完全に猫かぶるの忘れてるじゃん…。

『これから入間先輩と行動する機会が増えるので。よろしくお願いしますね碧棺さん』

「左馬刻様でいい」

さま??

えぇ…左馬刻様?

むむむ…なんか嫌だけど碧棺さんの方が歳上…。

『わかりました左馬刻さん』

ちょっと納得してないけど許してくれた。


「猫宮さん、では公務に戻りましょう」

『はい!お邪魔致しました左馬刻さん』




左馬刻side


22歳で警部補っつーことはキャリアか。

バカっぽいのによくやるわなぁ。


まぁ、ちょっとは楽しませてくれや。

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作者名:ティスカラミス | 作成日時:2019年1月13日 22時

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