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「角打ち？」
「そ。昔、うちでもやってたんやって？酒売るだけにしては変に広いな〜って思っとったけど、角打ちやりよったけんなんやね〜。」
「そげな他人事みたいに…。」
イカと里芋の煮物を口に放り込んでは焼酎をちびちび飲むみっちゃんは幸せそうに息をついた。
「まあ、俺が生まれてすぐやめたみたいやけん全然覚えてないんやけどさ。」
「へぇ〜。」
生返事で私もイカを口の中に放り込む。
ん！今日のは味もしみてよく煮えとる！
やっぱり九州は海の幸が新鮮でおいしかね！
「で！」
「へ？」
「で！角打ち！やってみらん？」
「…は？」
「今日、配達行った時井上さんから言われたとよ。角打ちまたやってほしいって！」
「そげなん無理に決まっとるやろ。配達だって全部みっちゃん一人でしよるんやから。」
「そら、俺一人やったら無理ばい？そやけど、助っ人がおったら大丈夫！」
「助っ人？そげな人どこにおるん？」
「ここにおろうもん！」
そう言ってみっちゃんが指さした先には…
「私？！」
「そ！Aちゃんが店に立ってくれたら角打ちだって何だってできるばい！そしたら商店街中のみんなが」
「やらん。」
「…へ？」
「どーせまたおじちゃん達にのせられたんやろ？まともに相手したらいけんって。」
「そげなこと…あ！お給料やったら心配せんで。最初は難しいかもしれんけど、軌道にのったら」
「そーゆー問題やなか！」
ぴしゃっと言い放つと、みっちゃんは言い訳をする子どもみたいに唇をとがらせた。
「何ね…せっかく喜んでくれると思っとったとに…。」
「喜ぶ？」
私が？角打ちで？
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☆kon☆(プロフ) - 蒲公英さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉の数々に泣きそうです(/ω＼)まだまだワクワクドキドキして頂けるよう頑張りますので、変わらず応援して頂けると嬉しいです！！ (2020年7月18日 23時) (
レス) id: 8e45766978 (このIDを非表示/違反報告)
蒲公英(プロフ) - いつもお話を楽しみにしております！夢主ちゃんと一緒になって笑ったりどきどきしたりはらはらしたりして、とっても大好きなお話です！いつもありがとうございます！これからも応援しています！これからどうなっていくのかとってもわくわくです！ (2020年7月18日 18時) (レス) id: 82e4cd4c6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kon | 作成日時：2019年7月13日 10時
