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「みっちゃ〜ん！1本くれんね〜！」
「あ！山下さん。まいど。」
いけんいけん。
朝から色々ありすぎて忘れとったけど今日も店はあけとったんや。
「いつものあるね？」
「売るほどあるばい。はい、1400円ね。」
「今日は母ちゃんがおらんけんつまみも買いに行こうかと思ってな。」
「あんまり飲みすぎたら叱られるばい？」
「あんたも早く叱ってくれる母ちゃんを…あれ？」
山下さんの目線がレジの奥へと向く。
居間へ続く上がり框には今こそ出発しようとしているAちゃんが座っていた。
「みっちゃん！あんた！」
「へ？…え？！あ！違う違う！」
「こげなべっぴんで若いおねぇちゃんがおったんかいな！あんたもすみにおけんねぇ！」
「違う！違うけん！」
「こんにちは〜。」
お願いやけん話聞いてよ！
「こ、こんにちは。」
Aちゃんの顔ひきつっとるやん。
「いつね？」
「は？」
「結婚式はいつね？」
「やけん違うんって〜！おいちゃんよ〜と見て！こん子はAちゃんたい！」
「…Aちゃん？…Aちゃんって…吉崎さんとこの？！」
「そう！」
「へ〜！大きくなったね〜！おいちゃんのこと覚えとる？ほら、角の文房具屋の！」
「…はぁ…。」
絶対覚えてないやつやん。
「それにしてもべっぴんさんやな〜！ほんとに吉崎さんのとこの子かい？！」
「正真正銘Aちゃんたい。」
まあ、俺も変わりすぎてびっくりしてたんやけどね。
女の子は本当にわからんもんやな〜。
「こげなべっぴんさん福岡におったとね？」
「しばらく東京におったって聞いたけど…。」
瞬間、Aちゃんの鋭い視線が突き刺さった。
さっきまで感情なんか1ミリも出さなかったAちゃんが、怒りに燃える目で俺を睨みつける。
あれ？何か悪いことでも言ったんやろか？
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☆kon☆(プロフ) - 蒲公英さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉の数々に泣きそうです(/ω＼)まだまだワクワクドキドキして頂けるよう頑張りますので、変わらず応援して頂けると嬉しいです！！ (2020年7月18日 23時) (
レス) id: 8e45766978 (このIDを非表示/違反報告)
蒲公英(プロフ) - いつもお話を楽しみにしております！夢主ちゃんと一緒になって笑ったりどきどきしたりはらはらしたりして、とっても大好きなお話です！いつもありがとうございます！これからも応援しています！これからどうなっていくのかとってもわくわくです！ (2020年7月18日 18時) (レス) id: 82e4cd4c6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kon | 作成日時：2019年7月13日 10時
