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かぼちゃは皮と実を別々にして、ラップをかけて柔らかくなるまでチン。
その間ににんじんの皮をむいて、薄く切っていく。
じゃがいもも皮をむいて…。
「Aちゃん！とりあえず机出してもらったばい！」
「ありがとう！…って、そちらは…？」
みっちゃんと一緒に駆け込んできたのはまだ学生にも見える若い女の人で…。
「あの、桜本 千鶴といいます。何かお手伝いするようなことがあればと思って…。」
「今年、先生になったばっかなんて！ぴかぴかの一年生たい！」
ハハハ！と笑うみっちゃんの側で、桜本先生は恥ずかしそうに眼鏡を上げた。
「…本当は先生に手伝ってもらうとかよくないんやろうけど、今は時間がないけんお願いします！みっちゃんはここに置いてる道具もってって！あと、先生に言って延長コードも貸してもらって！」
「いいけど、一体何するんか教えてくれても」
「後でわかるけん！早よ行く！」
「〜〜人使いの荒かね〜！」
「先生、レンジからかぼちゃ出してつぶして下さい。できるだけ細かくなめらかに。マッシャー…はないから、フォークで！」
「は、はい！」
「あ、おったおった〜。言ってたもの買ってきたばい。」
「ひろ兄！ありがとう！この机の上に全部並べて。そんで、にんじんの皮むいて！」
「え？俺が？」
「いくら茶屋のおぼっちゃんでもにんじんの皮くらいむけるやろ！ピーラーここ置いとくけん、ケガせんごとね！」
「…一体、何が始まっとるん？」
ひろ兄の引きつった顔は無視して私はさつまいもの皮をむいていく。
さつまいもが終わったらじゃがいもの皮をむいて…あ〜！猫の手でもかりたい！
「先生、かぼちゃはどんな感じ？」
「だいたいペースト状になってきたと思います…まだ粒粒があるけど…。」
「ん。いい感じやね。あとはザルでこして残った粒は押しつぶしといて。」
「は、はいっ！」
「Aちゃん、これ全部皮むくと？」
「そ！早くせんと終わらんよ！」
皮をむいたさつまいもを切ってこれもレンジでチン。
この間に小麦粉に溶き卵と牛乳を入れてかきまぜて…！
「あの、かぼちゃ、こしました。」
「私と交代。先生はこれかきまぜて。牛乳と卵は少しずつ何回かに分けて入れて。ダマにならんごと気をつけて。」
「はい！」
「Aちゃ〜ん、皮むきよったら涙出てきたんやけど〜！」
「にんじんは目にしみんやろ！」
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☆kon☆(プロフ) - 蒲公英さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉の数々に泣きそうです(/ω＼)まだまだワクワクドキドキして頂けるよう頑張りますので、変わらず応援して頂けると嬉しいです！！ (2020年7月18日 23時) (
レス) id: 8e45766978 (このIDを非表示/違反報告)
蒲公英(プロフ) - いつもお話を楽しみにしております！夢主ちゃんと一緒になって笑ったりどきどきしたりはらはらしたりして、とっても大好きなお話です！いつもありがとうございます！これからも応援しています！これからどうなっていくのかとってもわくわくです！ (2020年7月18日 18時) (レス) id: 82e4cd4c6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kon | 作成日時：2019年7月13日 10時
