Shout The Love 86 ページ38
などなど、クソ髪達と話しながらいろんな事を考えていた。
「A、間隔5分になってるだろ？」
「せー、かい。」
どうりで。
もう夜の11時になってるんだよな。
ずっと腰とか摩ってたんだけどよ。
ナオは横で寝てるし。
「そろそろ病院行く？」
「あぁ。間隔が5分になってるからな。」
「大変だよなぁ、女って。」
アホ面がいうと、横でクソ髪がウンウンというように頷いた。
コイツに至っては2回目だが、それでも4年前のナオの時と同じ表情。
「んーーーっ、いった、い・・・・、かつき、そこ、もっと・・・！！」
「わーった。つか病院行くからな。俺の首に手回せや、」
「おいおい、お前まで転ぶなよ！？外寒いし、階段凍ってるし！！」
今日、大雪だったもんな。
窓から見ると結構降ってる。
喋りながら玄関へと足を急がせる。
途中、ナオも起きてテトテトついてきた。
「俺はそんなにドジらねーよ。じゃ、ナオのこと頼んだわ。幼稚園のことも、8時半に下で送り出してくれると助かる。」
「任せとけ！時間かかんの？」
「ああ。ナオの時がすげぇかかったからな。多分今回もそうだと思う。」
あれはすっげー時間かかったもんな。
俺でもビビるほどに。
「かーさん、いっちゃうの？」
「あのな、ナオ。母さんは病院に行くんだ。父さんもそれについていく。」
「やだ！！ぼくもいく！！！」
目に大粒の涙をためて、ナオが泣き出す。
A大好きだもんな。
「母さんは死ぬわけじゃないんだぞ？赤ちゃん産んでくるだけだ。ちゃんと戻ってくる。」
「ほんと？」
「俺が母さんの事で嘘ついたことあるか？」
「ない！！」
ブチ切れる張本人がいるからな。
嘘はつけねぇよ。
「じゃあ約束な。良い子にしてろよ。極力迷惑は・・・・いや、コイツらならいい。」
「「おい！！」」
「ナオ、ちゃん、と言う事聞いて・・・良い子に、しててね・・・・。」
「うん！！かーさんもがんばってね！！！」
俺の腕に抱かれながら、痛みに顔を歪めながらもにっこりとするA。
もうそろそろ行かねーとな。
間に合わなくなっても困る。
「じゃな。良い子にしてろよ。」
そう言うと玄関のドアを開けて外に出る。
うわ、クソさみぃな！！
「A、大丈夫か？」
「うん、平、気・・・ぁ''っ、いた、・・・・。」
やっときたエレベータを降りて、駐車場へと足を急がせる。
車内もさみーじゃねぇか！！
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零(プロフ) - 続編がなくなっているのですがどうなっているのでしょうか？ (2020年4月25日 0時) (
レス) id: fb24472eb0 (このIDを非表示/違反報告)
夜白 - 小説の続きが無くなっているのですがどう何ででしょうか？ (2020年3月16日 15時) (レス) id: d0b9788358 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - 奇跡さん» 返信が遅れてしまいすみません。番外編制作、実は考えておりまして笑笑。 (2019年10月6日 20時) (レス) id: b7e726483d (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - なつなつきさん» ありがとうございます！返信が遅れてしまいすみません。そう言っていただけて何よりです！ (2019年10月6日 20時) (レス) id: b7e726483d (このIDを非表示/違反報告)
奇跡 - 凄い面白かったです・・・！番外編とかもしあったら読みたいです！ (2019年6月16日 21時) (レス) id: fd2a5f5441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ミツバ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mitsuba0708/
作成日時：2018年11月6日 0時
