Shout The Love 59 ページ11
深夜。
「んっ、あっ・・・・ぅん・・・・んぎゃっ！？」
「ちょ、テメェうるせぇ。ナオが起きんだろうが。」
「あん、たね！！いっ、いったい！！」
「肩こりすぎなんだよ。」
だからってそんな力入れなくても！！
最近肩がこるんだよね。
何もしてなかったけど。
「なんでこんなに肩凝ってんだよ。」
「あんたたち2人の相手してるからでしょ。」
「俺の肩も揉みやがれ。」
「良いけど。」
うわぁ、勝己の肩がこっていらっしゃる。
よくこれで仕事できるな。
「ナオもやってくれるよー？」
「やってくれんのは嬉しいけどよ、力が弱いんだっつの。」
「子供はそれでいいのよ。」
尚も揉み続けた。
なんか鼻歌歌ってるし。
「そういえば、お風呂のときにナオが散々泣いたって？」
「あれはクソ大変だったな。」
＊
「ごめ、勝己、私キツイ・・・・。」
2ヶ月前からほぼずっと、つわりで死にかけていたA。
当然そんな状態でガキを風呂にいれられるわけがなかった。
「知ってる。テメェは元気なガキ産んでくれや。」
「ん、」
さて。
俺がやるのは大体わかる。
「おい、ナオ。」
リビングでテレビに夢中だったナオに呼びかけると、肩をビクリと震わせて俺を見た。
焦りの表情が浮かんだ。
「なに、ぱぱ・・・・。」
「風呂はいんぞ。」
「ままは？」
半分泣きそうなツラで俺を見るナオ。
あぁ、コイツAと入ってるからな。
「ママのお腹ん中に赤ちゃんいるだろ？」
「うん。」
「だから動いちゃダメなんだよ。分かったか？」
「うん？？？」
頭上に？マーク踊ってんぞ、オイ。
とりあえず、
「風呂はいんぞ。」
「いやぁぁぁぁぁ！！！まぁまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」
こうして俺はギャン泣きするナオを抱えて、風呂に入った。
途中で寝やがったぞ、このクソガキ。
＊
「つーわけだ。」
「へぇ、なんかお疲れ様。」
『クソ疲れたわ。ただでさえガキの相手は得意じゃねーんだよ。』と返される。
顔が疲れた、って言ってるよ。
「でも息子でしょ？」
「真面目に夜中の便所で起こされんのはキツイ。」
「下手すればお漏らしだよ。その処理、あんたがやる羽目になるんだからね？」
ま、ナオはおもらし自体あんまりしなかったけど。
夜泣きもそこまでなかったかな。
「ぱぱ、おといれ。」
「Oh・・・・・・。」
「いってらっしゃーい。」
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零(プロフ) - 続編がなくなっているのですがどうなっているのでしょうか？ (2020年4月25日 0時) (
レス) id: fb24472eb0 (このIDを非表示/違反報告)
夜白 - 小説の続きが無くなっているのですがどう何ででしょうか？ (2020年3月16日 15時) (レス) id: d0b9788358 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - 奇跡さん» 返信が遅れてしまいすみません。番外編制作、実は考えておりまして笑笑。 (2019年10月6日 20時) (レス) id: b7e726483d (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - なつなつきさん» ありがとうございます！返信が遅れてしまいすみません。そう言っていただけて何よりです！ (2019年10月6日 20時) (レス) id: b7e726483d (このIDを非表示/違反報告)
奇跡 - 凄い面白かったです・・・！番外編とかもしあったら読みたいです！ (2019年6月16日 21時) (レス) id: fd2a5f5441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ミツバ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mitsuba0708/
作成日時：2018年11月6日 0時
