Teach Me Love 55 ページ7
「い''ったぁッッ！！」
空中に体が舞い、そして道路に落ちた。
落ちる前、ほんの一瞬だけ水が出現したのを見た。
「Aちゃん！！」
「治崎！！」
「A！！」
見ていた同校のヤツらが、その方向へ走っていく。
無論、俺たちだって走っていた。
あたりに広がるのは大量の水の水溜り。
雨のものではなく、やっぱりAのだった。
「ッッ・・・・。」
当の本人は横たわり、顔を歪めながらガキを抱きかかえている。
あちこちが傷だらけで痛々しかった。
そしてジンワリと広がる血。
「今すぐ救急車を呼んでください！！」
「待て！ポニテ女！！迂闊に動かすんじゃねぇ！！脳震盪起こしてるかもしれねぇかんな！！」
「そ、そうでしたわね爆豪さん。私は何を焦っていたのかしら・・・。」
「おいモブ共！！誰か走って大人呼んで来いや！！俺は治崎を見る！！」
相澤先生、リカバリーガールが走ってきた後、救急車に乗せられた。
なぜか俺も同乗させられた。
肝心のAは頭を包帯でグルグルにされてベッドに横たわってるし、いろんなかすり傷の手当てもされていたのをよく覚えている。
俺も、寝ているAもトラックの運転手やガキの母親には何度も頭を下げられた。
トラックの運転手には幸い、過失がなかったため大事にはならずに済んだ。
日が暮れて夜。
「爆豪、そろそろ寮に帰れ。」
「帰らねぇ。何を言われようと、絶対に。」
午後8時。
先生にそう言われても、帰る気がしなかった俺は『そのままAのそばにいたい』と思っていた。
「死ねゴリラァァッ！！・・・・・あれ？」
それは一瞬だった。
寝てたAが一瞬で飛び起きた。
勿論、俺と先生は唖然。
当の本人は何故ここにいるか理解していない様子で、上半身を起こした。
「あ、あの・・・・お二人は何故・・・・・・・。」
「んの！！！バカ女！！！！」
「ふぐぅっ！？」
「おい爆豪！！」
俺はあろうことか、Aを抱きしめて倒れこんだ。
残念なことに、それをバッチリ見られてたんだよ！！
「簡単に言うと、お前は子供を守ろうとして子供を抱いてはねられた。」
「覚えてます。」
「だがはねられた割には傷は重くない。それはどういう？」
「落ちる1秒くらい前に水の玉を自分の体を覆うように出現させました。多少の軽減ができるように。」
やっぱりそういう事だったんか。
あの大量の水はAの。
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柊ミツバ(プロフ) - 明日香さん» すいません。私も読み返しながらそう思いました。 (2018年9月9日 22時) (
レス) id: 4f120bd79c (このIDを非表示/違反報告)
明日香(プロフ) - 77話の内容が出てこないのは私だけ…？ (2018年9月9日 0時) (レス) id: 5be850d18b (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - 通りすがりさん» 5，1・2歳程度なら自分で歩くことができるため、多少の被害は受けない可能性があると考えたため。・・・・・ざっとこんな感じですかね。説明不足だった私の方に圧倒的な非がありますので、お気になさらず！特に本編では記載するつもりもないですよ！！ (2018年8月25日 17時) (レス) id: 4f120bd79c (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - 通りすがりさん» 3，とりあえず過保護。 4，もし外に出てヴィラン等に遭遇して夢主のキャパ(前作記載)が出てしまい、それが子供に影響がいくのを恐れたため。 (2018年8月25日 17時) (レス) id: 4f120bd79c (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - 通りすがりさん» 1，ドジで何をしでかすか分からないから(何もないところで転んだりすることが多かったから)。 2，子供を抱いているときに子供がそのドジに巻き込まれるのを恐れたから(よく顔面から転んでおでこに絆創膏が多かったらしい)。 (2018年8月25日 17時) (レス) id: 4f120bd79c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊ミツバ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mitsuba0708/
作成日時：2018年8月24日 0時
