仮面グループ 。

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ー涼介ー









隠してて、一生言うつもりなどなかったその言葉＿俺の本音が、つい、つい出てきてしまったのは、伊野尾ちゃんの映画出演が決まったのを知った時。









「聞いたー？」









その時の状況といえば、なんかの撮影かロケでJUMPが揃ってる日だった。

休憩時間、知念はスマホを眺めながら俺の方も見ずに声をかけた。









「何をー？」

「いのちゃんがねー映画決まったってー」









正直言って、頭の中はぐちゃぐちゃだった。









メンバーとして祝福してやらなきゃいけないという思いもあった。









…で、やっぱり焦りもあった。









その時映画が決まっていたのは、俺とゆーてぃーと、主演ではないが知念とって、デビューからなんとなく押されてきたメンバー。









テレビに出始めた伊野尾ちゃんでも、まだ映画には出ていないから安心していた。









なのに…。









「いのちゃーーーーーんっ‼ 聞いたっ‼ 聞いたよっ‼ 映画ーーーーーーー」

「うるさい大ちゃん」









ハイテンションで叫びながら伊野尾ちゃんの元に走った大ちゃんだけど、伊野尾ちゃんにたどり着く前に光に阻止されデコピン。









伊野尾ちゃんはそれを見て、「そー！映画決まった！」とピースしていた。

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