第87話 ページ42
無事家に帰って来た
お風呂に入ったりしているうちも、ヒラのことが頭の中でぐるぐる回っていた
「あーーーっ!」
ベッドにダイブして足をバタバタ
……考えても、どうせ解決しない
明日は仕事だし、もう寝よう
***
「おはようございます」
「おはよーAちゃん、北海道楽しかった?」
「はい……あ、これお土産です」
つわはすさんのお化け屋敷見たかったなー…なんて言っている先輩
私はどこか上の空で仕事をしていた
*
「……Aちゃん?」
「え?」
「なにかあったの?」
「いえ、別に」
「もうお昼だよ!食べよ!」
「あ、はい」
もぐもぐとお昼ご飯を頬張るけど、あんまり味がしない
頭がぼーっとしている
「ねぇAちゃん、本当に大丈夫?」
「大丈夫です、ありがとうございます」
「なんでも相談してくれていいんだからね」
「……先輩、は」
「ん?」
「男女の友情って、成立すると思いますか?」
「……んー」
先輩は真剣な顔で首を捻る
手を顎に当て考える仕草をしながら言った
「なんかで見たけど、異性の友達といる時って、恋愛で使う脳を使ってるらしいよ」
「ほう…」
「それに、結局男って馬鹿だから、本能には抗えないんだよ、繁殖しなきゃ!っていうね。ちなみに、だから浮気しやすいらしいよ」
「あと女の子は独占欲強いじゃない?男友達が他の子と話してたりするのを見て、もし嫉妬してしまったら……それは友情って呼べるのかな?」
「難しい、ですね」
「だからって、無い!って断言もできないけどね」
「……よく、わかんないです」
「男友達に告白されたりしたの?」
「……はい」
「ふーん」
先輩は私を見てからニコッと笑った
驚いてぱちくりと瞬きをする
「いいねぇ、青春じゃない」
「私もう大人ですけど」
先輩を怪訝な目で見ると、アッハッハ、と大きな声で笑われた
「なんか腹立つ……けどありがとうございました」
「ううん、別に」
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リアキ(プロフ) - ルリさん» いえいえ、これからも指摘していただけると嬉しいです (2015年1月8日 16時) (レス) id: 7991102a44 (このIDを非表示/違反報告)
リアキ(プロフ) - 狩穂さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2015年1月8日 16時) (レス) id: 7991102a44 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - いえ、初コメなのに偉そうですいません! (2015年1月8日 16時) (レス) id: 41a25fe48a (このIDを非表示/違反報告)
リアキ(プロフ) - ルリさん» 変換ミスですすみません!ご指摘ありがとうございます! (2015年1月8日 15時) (レス) id: 7991102a44 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!あの誤字なんですが計約じゃなくて、契約だと思います。更新頑張って下さいね! (2015年1月7日 23時) (レス) id: 41a25fe48a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リアキ | 作成日時:2015年1月1日 23時