第65話 P-Pside ページ20
夜中に幼馴染からの突然の電話
眠気を抑えつけ電話に出た
「なに?」
『ねぇ、ぴーちゃん』
「ん?」
『恋って、なんだと思う?』
「……え?」
突然電話を掛けてきたと思ったら
今度は突拍子もない質問だ
『みーんな好きだけど、恋じゃない、気がするの』
「LikeとLoveの違いってこと?」
『そうそう!!それ!』
一体お前は何歳だ
と突っ込みたくなるような質問に少し呆れつつも、Aの口調が本気だったので、真剣に考えてみる
「うーん、Aは僕のこと好き?」
『うん』
「でも、僕とキスはしたくないでしょ?」
電話の向こうでうーん、と唸るA
『いっぱいした事あるじゃん』
「ち、小さい頃の話でしょ?!」
思わず顔が熱くなる
全く、いきなり何を言い出すんだ
『うーん、嫌じゃないけど恥ずかしいかなぁ』
「嫌じゃないの?…あ、アメリカンだね」
『意味わからん』
「というか、そういう事を聞くってことは、気になる人でもできたの?」
『気になるのかなーっ?て気になる人ができたよ』
「うーん、そこまで深く考えなくてもいいと思うよ」
『そうかなぁ』
「うん、焦らなくても大丈夫だよ」
『いざとなったらぴーちゃんがお嫁にもらってね』
「え、ええ?!なに言って…」
『なーんてね!じゃーねー!!』
「ちょ!!A?!」
プツンと切れた電話
はぁーと深いため息をつき、床に倒れこんだ
(熱い…)
162人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リアキ(プロフ) - ルリさん» いえいえ、これからも指摘していただけると嬉しいです (2015年1月8日 16時) (レス) id: 7991102a44 (このIDを非表示/違反報告)
リアキ(プロフ) - 狩穂さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2015年1月8日 16時) (レス) id: 7991102a44 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - いえ、初コメなのに偉そうですいません! (2015年1月8日 16時) (レス) id: 41a25fe48a (このIDを非表示/違反報告)
リアキ(プロフ) - ルリさん» 変換ミスですすみません!ご指摘ありがとうございます! (2015年1月8日 15時) (レス) id: 7991102a44 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!あの誤字なんですが計約じゃなくて、契約だと思います。更新頑張って下さいね! (2015年1月7日 23時) (レス) id: 41a25fe48a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リアキ | 作成日時:2015年1月1日 23時