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「もし、俺がさ」
「ん？」
「俺が、お前の彼氏になるとすんじゃん」
「は？」
間抜けな声を出したA
俺の真剣な顔を見てか、Aも真剣に考え始めた
「合理的だね」
「合理的？」
「彼氏と会って、キヨと会う……っていう工程から、キヨと会うだけになるじゃん？」
「はーー……そういう事じゃなくて」
つくづくあほだ、こいつ
「何が言いたいわけ？」
「お前がさ、父親抜きで、世界で一番好きな男って誰？」
「キヨだよ」
「じゃあお前は、もし将来結婚するなら、二番目の男と結婚すんの？」
「……ま、そうなっちゃうよね、安心してよ、いつでもキヨは一番だよ」
「だって私達、親友じゃん？」なんて
俺の感情を全く汲み取ってくれない
いつもは俺の考える事なんてお見通しなのに
「結婚は、一番好きなやつとするべきなの」
「はー？だってそんな事言ったら、私キヨと結婚するしか………あ」
一瞬固まって、俯くA
俺も黙ってAを見つめる
耳が赤い、照れてんのか
「俺たちが付き合ったら、最強じゃん？」
「さ、最強って何？馬鹿じゃないの」
「でもさ、すっげー楽しいと思うぜ」
「べ、別に付き合ったって付き合わなくたって、変わんないじゃん」
「変わるだろ」
「なにが？」と言い顔を上げたAの唇にそっと口付けた
目を見開いて顔を真っ赤にするAを見て、口角を上げる
「こういうこと、できんじゃん」
「な、な、何して」
「別に初めてじゃねーだろ、キスくらい」
「……うるさい」
「顔真っ赤だぞ、ただの親友、なのに」
目を潤ませるA
頭を撫でるとAはまた照れたように顔を伏せた
「お前は悲しくなったら俺のとこにくんだろ？悲しませるのも俺なら、慰めんのも俺だ」
「どうだ、合理的だろ」と言って笑うと、Aは俺の頬をつねって笑う
二人の影が、重なった
＊＊＊
一応endです！
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山桜 - 面白いです！リクでアブとキヨに取り合いされる夢主…的なシチュエーションお願いします！忙しいと思いますがこれからも更新頑張って下さい！ (2017年4月7日 21時) (
レス) id: 98251d6bbd (このIDを非表示/違反報告)
リアキ(プロフ) - 安らぎさん» 放置してしまい大変申し訳ありません。遅れてしまって申し訳ないのですが、描きたいと思います。また時間が空いてしまったらすみません。 (2016年9月8日 1時) (レス) id: 48effb7f2c (このIDを非表示/違反報告)
安らぎ(プロフ) - リクエストお願いします！part2の「きっと俺がいなくても」の続きで、大人になってキヨと夢主ちゃんが再会するお話が見たいです(*´∀｀) (2016年1月22日 19時) (レス) id: e7db9adcc0 (このIDを非表示/違反報告)
リアキ(プロフ) - みやびさん» 誤字教えていただきありがとうございます！喜んでいただけて幸いです！ (2016年1月17日 22時) (レス) id: 48effb7f2c (このIDを非表示/違反報告)
みやび(プロフ) - お早い更新ありがとうございます…！素敵すぎて暫く悶えてましたww一箇所きになったのが、出だしのあれかり→あれからだと思います…。書いていただいたのにすみません(′・ω・｀) (2016年1月17日 20時) (レス) id: 02409a287c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リアキ | 作成日時：2015年9月8日 19時
