検索窓
今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:6,937 hit

体の傷 ページ4

こっちへ近寄ってきたAの体の傷が近くから見ると余計目立った。

くそ、視力が悪いからよく見えない…。そうだ、メガネをかければ…。

そう思った俺はポケットからメガネを取り出してかけた。

「エラーさんって目悪いんですか?………あっ、敬語要らないんだった…」

「まあ、視力悪いからメガネかけてるんだよな…それと敬語はだんだんなれるだろ、あとさんも要らないぞ」

「ふむふむ…」

メガネのお陰で少しはよく見えるようになった。Aの傷は深い傷が多いようだ。それなのに絆創膏1つも貼られていない。

俺は糸で包帯を作った。それを一番深い傷の所に巻こうと、Aの方へ手を伸ばす。

「っ……」

「どうした?」

「ご、ごめん…なんでもない」

何故か、手を伸ばすとAは怖がった。やはり虐待を受けていたのだろうか?

「なにもしないから安心しろ、A」

「うん」

そういうとAは少し落ち着いたようだった。こっちへ穏やかな笑顔を見せてくれた。
やっぱりAの笑顔は、他の誰よりも眩しい。

俺はAに包帯を巻いた。他にも体の傷の目立つ所に、他のAUから盗んだ絆創膏を貼ってやった。

「あの…ありがとう」

「これで傷の痛みも少しは無くなったか?」

「うん」

そういえば、Aの服もボロボロだ。所々切れているし、シミも多い。

「おい、A」

「な、何?」

「ちょっとお風呂入ってこい」

「え…ここってお風呂あるの?」

「一応な、無いと困るだろ」

「確かに………」

「あっちにあるからな、Aが風呂に入ってる間、俺が服を作っておく」

「ありがとう」

そう言ってAは風呂場へと向かっていった。
Aに服を作ると言っても、どういうのが好みなのだろうか。聞いておけばよかったと後悔しながらも、俺は服を作りに取りかかる。

新しい服、そして髪型→←もしや、恋?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:UNDERTALE , UNDERTALEAU , エラーサンズ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リリィ・スノー(プロフ) - えびてんさん» 描いてくれるんですか!?全然OKです!! (5月24日 6時) (レス) id: 24a11843b1 (このIDを非表示/違反報告)
えびてん - めっちゃ好きです……夢主ちゃんのファンアート描いていいですか……? (5月22日 15時) (レス) id: 0e0cef6a05 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ・スノー(プロフ) - !イチゴ!さん» いつもコメントくださりありがとうございます!励みになってます! (2023年4月1日 10時) (レス) id: 24a11843b1 (このIDを非表示/違反報告)
!イチゴ! - 今回も面白かったです!!自分のペースで頑張ってください!! (2023年3月31日 21時) (レス) @page10 id: df6b50726d (このIDを非表示/違反報告)
リリィ・スノー(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!春休みなので更新ペースあげてきますよーー! (2023年3月30日 8時) (レス) id: 24a11843b1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リリィ・スノー | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年3月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。