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○２ ページ2
「じゃあ、各自くじで引いた席に移動してくれ。」
先生の言葉を合図にみんなが席を移動する。幸運なことに私の席は廊下側の端っこだ。
『っよし！』
思わず小さくガッツポーズをする。
フッ
鼻で笑われ、その方を見るとそれは隣の席だった。
「端の席ってそんなに魅力的？」
『……え。』
まさか見られていたとは。恥ずかしさと鼻で笑われた事への苛立ちに、隣人を無視して他の人の席を確認する。私が確認するのは2人だ。みさきとジェシーくん。
『あっ。』
2人を見つけるのは簡単だった。1番窓側の端っこらしい。どうやら隣の席のようで、仲良さげに話していた。
「ええっ、マジー？」
ジェシーくんの大きな声とホットドッグが好きそうな笑い声が聞こえてくる。思わず
いいな……
と、心の声が漏れそうになった。
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作者名：カシス | 作成日時：2024年1月7日 23時
