99 ページ7
.
千｢A、寝るならベット行こ。｣
耳元で聞こえる千冬くんの声が心地良くて頭がふわふわする
『ぅん......いっしょ、に...』
千｢ん、一緒に寝よ。｣
『ぎゅって、して...？』
千｢今日は寒いから、ぎゅってして寝よ。｣
『へへ、分かったぁ...』
ひとりだとあまり眠れないから、千冬くんが居る日はとても眠たくなる
安心、する
ひとりだと上手く息が出来なくて
ひとりだと苦しくてどうにかなってしまいそうになって
もう、私に嫌なことをする人はいないって分かっているのに
捕らえられていて、ここに来る事はないって分かっているのに
毎日あの人の面影に怯えてる
夜になってベッドに入って
目を閉じると頭をよぎる
考えないようにしようとすればするほど鮮明に
私、だめだなあ
全然、変われてないじゃん
これじゃ、いつまで経っても苦しいままだ
ちゃんと終わりにしようって
あの日、留置場であの人と約束したのに
ちゃんと、お別れしたのに
優しくベットの上に下ろされて、隣に寝転んだ千冬くんが正面から私の身体を優しく包み込む
千｢おやすみ、A。｣
大好きな体温、優しい手で頭を撫でられる
『おやすみ、千冬くん。』
目の前の大好きな人に思い切り抱き着いて眠りに落ちた
この人は、私の酸素だ
決して、手放すことは出来ない
ごめんね、千冬くん
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 205人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まろん(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！この作品がみー様の癒しになれていること、とても嬉しいです。私も数年前に心の元気が無くなり、通院していた時期があったためお心お察し致します。みー様の心に少しでも栄養を与えられるよう、これからも頑張ります！ (2021年10月20日 17時) (
レス) id: c1fd68942b (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 今日、1から一気読みさせて頂きました…！すごく面白いです！私自身、今精神的にやられているので、千冬くんにこうやって優しくされたいなと思いながら読んでます。数少ない癒しになってます、素敵な作品ありがとうございます。 (2021年10月19日 3時) (レス) @page9 id: 9cd12cdcb5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まろん | 作成日時：2021年9月27日 7時
