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?「おい。いーかげん起きろよ、A。」
本日2度目の目覚めは、中々に最悪だった
何やら騒がしくて仕方なく重たい瞼を開くと、目の前には千冬くんではなく不機嫌そうなマイキー
その後ろには苦笑いしながらおはよって言うドラケン
これってもしかしなくても
『ふほーしんにゅう?』
万「あ?寝ぼけてんのか、オマエ。」
ちらりとドラケンの方に目線を移すと、千冬、とだけ返される
なるほど、千冬くんに鍵を開けてもらって入ってきたのか
『何か用事?今日は何も約束していないはずだけど。』
万「用が無きゃ来ちゃいけねーの?つか、メール返せよな。」
『だめじゃないけど。もしかして心配してきてくれた?』
半分冗談だったのに、当たり前だ馬鹿って頭を乱暴に撫でられる
千冬くんとは違うこの少し乱暴な手も大好きだ
『ふふっ』
万「なに笑ってんだよ。」
『2人ともありがとう。』
嬉しくて思わず笑った私を見てから顔を見合わせると、2人も笑顔になった
龍「久々に髪やってやっから早く着替えろや。」
『ほんと?私、久しぶりにお団子がいい!』
ドラケンは本当に私が喜ぶことを良く知っている
エマが好きになるのも頷けるなあ
万「は?オマエが似合うのはポニテだろ。」
『自分で出来ない髪型がいいの!』
万「出来るようになればいーじゃん。」
『マイキーにだけは言われたくない。』
少し離れたところで呆れながら早く着替えろって言うドラケンの後ろに千冬くんが見えた
千「なんスか、これ。」
龍「おー千冬。お前ポニテとお団子どっちが好き?」
千「え?急っスね...って、何か2人からの視線が痛いんスけど!」
結局、マイキーの機嫌を損ねると面倒くさいという結論に至って今日のところはポニテにしてもらった
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まろん(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!この作品がみー様の癒しになれていること、とても嬉しいです。私も数年前に心の元気が無くなり、通院していた時期があったためお心お察し致します。みー様の心に少しでも栄養を与えられるよう、これからも頑張ります! (2021年10月20日 17時) (レス) id: c1fd68942b (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 今日、1から一気読みさせて頂きました…!すごく面白いです!私自身、今精神的にやられているので、千冬くんにこうやって優しくされたいなと思いながら読んでます。数少ない癒しになってます、素敵な作品ありがとうございます。 (2021年10月19日 3時) (レス) @page9 id: 9cd12cdcb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2021年9月27日 7時