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「Aッ！お前この頭どうしたんだァ？！」
「………任務でヘマをして……だけど、大丈夫。心配しないで」
心配そうに私の頭を撫でる彼にニコリと笑みを浮かべる。そうして「なんで冨岡の野郎が一緒なんだ」と冨岡さんを睨んだ。……睨む？
胡蝶様も胡蝶様で「Aさんと知り合いだったんですか？」とまるで冨岡さんと知り合いのように親しく話している。
「さね……不死川さん、親切な友人に向かってそんな言い方ないじゃない」
「あ？誰が友人だァ！」
「冨岡さんと仲のいい友人だって……！」
ブチッと私でも彼がキレる音がしたのがわかった。
冨岡さんの胸ぐらを掴んで、殺気を放っている実弥。彼の腕を掴んでは「やめて……っ」と止める。
あらあら、と微笑んでいる胡蝶様に「あの、胡蝶様も冨岡さんの友人なら止めてくださいよ！」と助け舟を求めるも私以外誰も止めようとはしなかった。
「友人じゃねぇよ。こんな奴。ただの同僚だァ」
「……同僚？同僚ってことは………え"っ……は、柱……？」
「そうだァ」
冨岡さんを見れば、「水柱、冨岡義勇だ」と何故かフルネームで言われた。私はすぐに青ざめた。まさか命の恩人が柱だったなんて。この5年間知らなかった。
それなのに私は普通に話しかけていたし、文だって毎月送っていた(返信はなかったけど)。
「オイ、A。お前、コイツが柱だって知らなかったのかィ」
「ふふふっ、Aさん面白いですねぇ」
お腹を抱えて笑う二人に、赤面をしつつ、冨岡さんに失礼が今の今まであったことを詫び、頭を下げた。「謝ることはない」と言われるも私の気がすまない。
「ーーーそれよりも、てめぇらの関係の方が俺は気になるんだがァ？」
どこか黒いオーラを出す実弥が恐ろしい笑みを浮かべていた。
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そちゃ(プロフ) - コメント失礼致します。不死川さんのお話、全て読ませて頂いてます！本当にいつも素敵なお話を書いてくださり、ありがとうございます。リクエストで怖い風柱に彼女がいて周りが驚いてるシーンとか見たいです！無理なさらず、更新頑張ってください！応援しています！ (2020年6月7日 7時) (
レス) id: 55966089fd (このIDを非表示/違反報告)
菜一郎(プロフ) - はあ…天に召されそうだ。 (2020年6月5日 13時) (レス) id: 2c549b1da3 (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - コメント失礼致します！いつも読ませて頂いております！顔のニヤケが止まりません！更新、頑張って下さい！！！ (2020年5月30日 17時) (レス) id: a5f16a2551 (このIDを非表示/違反報告)
えへへ - うあー好きすぎる！甘風柱さん最高です！ご都合血鬼術、風柱さんがかかってしまうやつを読んでみたいです！いつも素敵な作品をありがとうございます！ (2020年5月29日 21時) (レス) id: 29ed1ff5eb (このIDを非表示/違反報告)
smile0312(プロフ) - 続編おめでとうございます！私も補導されたいです-_-bリクエストで弟くんと不死川さんを取り合うとかその逆とか見たいです^_^！ (2020年5月29日 19時) (レス) id: 604129552a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2020年5月29日 19時
