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お互いの素肌が触れる。

朝陽が襖から入ってきて、顔に当たると眩しくて思わず目を開ける。時計の針をみれば、朝陽なんて時間じゃなかった。もう10時すぎだ。



昨夜何時に寝たのか全く覚えがない。

盛り上がった、なんて言い方は恥ずかしいけれど、お互いにまだ足りなくて何度も繰り返していた。


実弥を揺さぶって、「起きて」と声をかける。そうすれば、寝ふざけなのかわからないけれど、実弥に抱きしめられる。「まだァ」という実弥は私の胸に顔を埋めて、また寝息を立てた。


可愛い……なんて思ってしまうが、さすがに時間が時間なので起こすを選択。



「ーーーおはよう、実弥」

「……はよォ」



お互いに布団から体をおこして、マジマジとお互いを見る。やっぱり鍛え抜かれているなぁと実弥の体を見ながら思った。自分の腕を見ては、昨日のことを思い出す。至る所に昨日の痕跡が残っている。


胸まで寄せている布団に、「なんか照れるね」と呟けば彼は「身も心も俺のもんになったから俺は嬉しいがなァ」とフッと笑った。


着物に着替えて、鏡で髪の毛を整える。

どうしても見えてしまう痕に、今日1日は髪を下ろしていないと他の人に見られてしまう。隼人が帰ってくるから、どうにかして隠さないと。


髪を下ろしたまま居間に向かう。

いつも通りの実弥に私は「あっ!!」と大きな声を上げた。いつも通りイコール実弥の大っぴらに開いて胸元。



「実弥、……もうちょっと胸元閉めて……」

「あ?なんでだァ」

「………あの、ごめんなさい……昨日、つい実弥のこと好きすぎてやってしまったとはいえ……、それは…さすがにやばいんじゃないかと、」



実弥の服を掴んでは前を閉めるように促す。
ちょうど見えるところに昨日つけた私の歯形と赤い痕。



「てめぇが付けたんだろ。なにを今更恥ずかしがってんだ」

「……でも、」

「独占欲豊かで俺は良かったぜ」

「独占欲って……」



胸元が閉まっているのは気持ち悪いと言う実弥に、「お願い……」と見つめれば、彼は黙って胸元を閉めた。



「A、お前早く敬語外せェ」

「……善処します」



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そちゃ(プロフ) - コメント失礼致します。不死川さんのお話、全て読ませて頂いてます!本当にいつも素敵なお話を書いてくださり、ありがとうございます。リクエストで怖い風柱に彼女がいて周りが驚いてるシーンとか見たいです!無理なさらず、更新頑張ってください!応援しています! (2020年6月7日 7時) (レス) id: 55966089fd (このIDを非表示/違反報告)
菜一郎(プロフ) - はあ…天に召されそうだ。 (2020年6月5日 13時) (レス) id: 2c549b1da3 (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - コメント失礼致します!いつも読ませて頂いております!顔のニヤケが止まりません!更新、頑張って下さい!!! (2020年5月30日 17時) (レス) id: a5f16a2551 (このIDを非表示/違反報告)
えへへ - うあー好きすぎる!甘風柱さん最高です!ご都合血鬼術、風柱さんがかかってしまうやつを読んでみたいです!いつも素敵な作品をありがとうございます! (2020年5月29日 21時) (レス) id: 29ed1ff5eb (このIDを非表示/違反報告)
smile0312(プロフ) - 続編おめでとうございます!私も補導されたいです-_-bリクエストで弟くんと不死川さんを取り合うとかその逆とか見たいです^_^! (2020年5月29日 19時) (レス) id: 604129552a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/  
作成日時:2020年5月29日 19時

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