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*
「A！！！」
Aの後ろにいた鬼に刀を抜き、足を走らせる。間一髪のところで鬼の腕を切り落とし、続いて首を跳ね落とす。体を蹴って、地上に落とした。
首が廃になっていくのを見届けた後、振り返り彼女に近づく。油断していたとはいえ、鬼に殺されそうになっていたからか震えている。そんなAに手を伸ばし「大丈夫か？」と触れようとした。
「…………いや"ぁぁあ！！！」
「？！」
突如大きな悲鳴を上げて、俺の手を振り払ったAに困惑する。俺を瞳に写すAは恐怖に震えていた。
鬼はもういないのに、この怯え方は異常だ。どうした……ともう一度手を伸ばそうとすれば頭を押さえて、自分を守る体制を構えた。
「こ、来ないでください！！！」
「………は？」
「………せ、先生なんですか……？」
言うまでもなく拒絶だ。
俺に向けられたままの恐怖の目に、俺は言葉をなくした。何を言っても、今のAには通じないからだ。そして、Aの口から出てきた言葉に、俺は耳を疑った。
「私を殺したのは……不死川先生……なんですか？」
やっと思い出したのは俺がお前を殺した記憶。
思い出すならば、俺と過ごした日々を思い出して欲しかった。俺がお前を愛していたという記憶を。
「………あぁ、そうだァ」
「………っ」
俺の前から走って逃げていくAの背中を俺は追いかけずにただ見つめていた。
「ーーークソが……」
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まやら - す、素晴らしい！泣きました。 (2020年7月13日 21時) (
レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 泣きました。素晴らしい作品ありがとうございます！ (2020年5月24日 0時) (レス) id: 5706aaffc1 (このIDを非表示/違反報告)
あられ - 初めまして、あられと申しますm(｡>__<｡)m思わず泣いてしまいました！それくらい切なくて早くヒロインちゃん思い出して〜（；＿；）ってなりました。お仕事大変かと思いますが連載楽しみにしております！ご自愛くださいませ。 (2020年4月30日 2時) (レス) id: 467fdee8e1 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 1日40時間の残業大変ですね (2020年4月27日 14時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
smile0312(プロフ) - 新作ありがとうございます！応援しております (2020年4月20日 19時) (レス) id: 604129552a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2020年4月20日 15時
