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「重いので遠慮します」

「重かったら落とす」

「だったら尚更!!私歩いて帰るんで、先生帰っていいですよ?!」



目の前に足を曲げている不死川先生。

背負ってくれるらしいけど、そんなこと先生にさせるわけにはいかない。渋っていれば、しのぶ先輩に背中を押されて、前のめりに先生の背中に倒れた。



「じゃ、お願いしますね〜」

「おい、胡蝶危ねぇだろ」

「こうでもしないとAさん、甘えませんからね」



カァッと顔を赤くしていると、伊之助が「お前顔赤ぇぞ」と指摘してくる。わかってるから言わないで。伊之助は明日歩けなかったらおぶってやるから連絡寄越せよと言うとしのぶ先輩と共に帰っていった。


伊之助ってば本当にしのぶ先輩に懐いているなぁ。

二人の背中を見届けて、先生に「重くないですか?」と聞くと大丈夫だと言った。そこは軽いって言って欲しかった。



「落とさないでくださいね、先生」

「落とすわけねぇだろ」



先生は屋根の上を飛びながら私の家まで行ってくれる。不意に先生が怒った時に言っていた言葉を一つ一つ思い出していると、あることに違和感を覚えた。


『てめぇは昔から無茶ばかりしやがるなァ!』


ーーー"昔から"。

昔と言っても私と先生が今世で出会ったのは半年前。1年の秋に編入してから他のみんなと再会した。もちろん、先生ともそれが初めての初めて(・・・)だった。



「先生、変なこと聞いていいですか?」

「なんだァ」

「前世で私と不死川先生は関わりがあったんですか?」



今まで触れてはいけないと思っていた。
それを聞いたら、貴方は何を教えてくれるの?



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まやら - す、素晴らしい!泣きました。 (2020年7月13日 21時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 泣きました。素晴らしい作品ありがとうございます! (2020年5月24日 0時) (レス) id: 5706aaffc1 (このIDを非表示/違反報告)
あられ - 初めまして、あられと申しますm(。>__<。)m思わず泣いてしまいました!それくらい切なくて早くヒロインちゃん思い出して〜(;_;)ってなりました。お仕事大変かと思いますが連載楽しみにしております!ご自愛くださいませ。 (2020年4月30日 2時) (レス) id: 467fdee8e1 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 1日40時間の残業大変ですね (2020年4月27日 14時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
smile0312(プロフ) - 新作ありがとうございます!応援しております (2020年4月20日 19時) (レス) id: 604129552a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/  
作成日時:2020年4月20日 15時

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