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朝、目を覚ますと隣には可愛い弟が眠ってい、……ない。なぜか不死川さんがいた。飛び起きて、「あああああの!!」と起こす。

どうして布団をかけていないんだこの人。しかも座った体勢のまま寝ているじゃないか。



「お、おはようございます。……あの、昨夜はなにかと申し訳ありませんでした……。それと何故何もかけずに寝ていらっしゃるんでしょうか…」

「お前ェが行くなっつーから、そばにいてやっただけだ」



行かないでと言ったことはしっかりと覚えている。けれど、忠実にそばにいてくれたことがなんだか驚いた。それに嬉しかった。


昨夜は隼人が不死川さんと一緒に客間に寝る!と言っていたから隼人の部屋に布団を二枚用意していた。だけど彼はここに一晩、いてくれんだ。


重ね重ね、不死川さんには迷惑をかけている。顔を真っ赤にしていると、彼は「俺ァ、風門の寝顔見れて得したけどなァ」と言って立ち上がった。その言葉にみるみるとまた体温が上がる。


もう朝だし帰るわァという彼に朝ごはんでもと思ったが、用事があると言って断られた。不死川さんは隼人の顔を見ると玄関に一直線に向かい、帰る支度をする。



「……………あの、次、いつこられますか?」

「俺が来たらそんなに嬉しいかィ」

「…………はい」



明日も会いたい。

来る口実が隼人の遊び相手だとしてもなんでもいい。不死川さんは自分でそんなことを言って、私の言葉を聞くと顔で手を覆い、「じゃあな」と言って帰って行った。その顔は耳まで真っ赤で、彼の白銀の髪によく映えていた。



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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 風柱   
作品ジャンル:アニメ
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呑子(プロフ) - 2話のひなき様がひなぎ様になってます (2020年6月11日 21時) (レス) id: b937ad49b1 (このIDを非表示/違反報告)
菜一郎(プロフ) - きゃああああ名前で呼んで欲しいってとこ可愛すぎぃぃいいいい (2020年5月29日 17時) (レス) id: 2c549b1da3 (このIDを非表示/違反報告)
鏡花(プロフ) - ぐはっ!告白ぅぅぅ!!尊い!!!死ぬ!!!! (2020年5月25日 23時) (レス) id: c8a359bcaf (このIDを非表示/違反報告)
Ø(プロフ) - こんなに素敵な小説に出会えてよかったです!大変かもしれないですが無理せずがんばってください!応援させていただきます!! (2020年5月21日 0時) (レス) id: 712c3e0bb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハチハチ1129(プロフ) - 美桜さんの作品最高です!私も逮捕されたい、補導されたいと思いました(*^ω^*) (2020年5月19日 6時) (レス) id: 12ce184d67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/  
作成日時:2020年5月16日 13時

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