おはよう、愛しい人【不死川実弥】

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「ーーー好きです。俺と付き合ってもらえませんか？」

「ごめんなさい」



不死川さんと恋人になり、暫く経つ。

隊士に気持ちを伝えられ、丁寧に断れば「好きな方がいらっしゃるんですか？」と半泣きで聞かれる。そう聞かれ、真っ先に不死川さんの顔が思い浮かび顔に熱が篭ってしまう。



「………あっ、不死川さん！」



屋敷に帰る途中、不死川さんの後ろ姿を見つけては声をかけて、駆け寄った。彼の手にはおはぎの包みがある。


私も甘いものが好物だったら一緒に食べれたのになぁと最近思い始めた。だが、苦手だからどうしようもない。


三日ぶりに会った彼は「隼人にコレ」と見せてきたのは、最近子供達の間で人気の玩具。不死川さんにお礼を言えば大したことないと言われる。喜ぶかねィと玩具を片手に見る彼に「もちろんですよ」と呟いた。



「そういや、なんでてめぇはここにいんだァ？休みだろ」

「隊士の方に呼ばれて、告白されてました」

「……あ？」



別に隠す必要なんてないだろうし、気持ちは彼にしかない。顔を歪める不死川さんは「で、なんて？」と聞き返してきた。なんて？とは……？



「もちろん断りましたよ。お付き合いしてる方がいると……」

「………おう」

「自分で言ってなんだか恥ずかしくなりますね」



へへ……と頬を掻いていれば、不死川さんが黙り込んでしまった。あの〜と顔を覗き込めば、彼は顔を手で覆い「……たまんねェ」と顔を赤面させていた。



「………可愛いですね」

「……うるせェ」



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＊明日続編を仕事終わったら出そうと考えてるんですけど、無事にくっついたことだしいくつか番外編も載せながらイチャイチャさせます。こんな二人みたいなどありましたら、ぜひ……！

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