俺の継子が可愛い件について【不死川実弥】

番外編 ページ49

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「お正月！ということで今年もお年玉ください、師範！！」

「てめぇ自分の恋人にお年玉貰ってどうすんだよ」



せっかく綺麗にまとめた髪の毛を師範兼恋人の実弥さんにグジャグジャにされる。あーあ、胡蝶様に教えてもらって綺麗に出来たと思ってたのに一瞬にして台無しじゃないか、師範めコテンパンにしてやる。



「つーか、その振袖どうしたよ」

「これは胡蝶様に頂きました。可愛くないですか？！やっぱり胡蝶様は違いますね、ふむ」

「………ほーう、綺麗だな」



振袖の袖を手にした実弥さんはそう言った。
そして手を離し私の頬に手を添えて「綺麗だ」という。その言葉にボンッと顔が爆発する。新年早々なんたる爆弾発言をするつもりだ。


振袖マジックで実弥さんをメロメロにしてやろう！なんて思ったが出来そうにない。



「年玉よりいいものやろうかィ？」

「え、なんですか？！まさか師範の日輪刀？！」

「馬鹿か。俺の日輪刀やるわけねぇだろ」



そう言って師範が近づいてくる。
いや、待て！お年玉より良いものってそれなの？！宇髄さんが言っていたアレなのか？！待って、まだ心の準備が出来ておりません！


まさかまさか私よりも何年も生きている人生の師範でもある実弥さんは、鬼殺隊としてのアレやコレやの他にもそんな男女の仲についてイロイロ教えてくれるんですか！



「てめぇ何考えてんだよ」

「え？！師範が新年早々可愛すぎる継子兼恋人の私にアハンなことやウフンなことをやろうとしてるなんて微塵も思ってません！」

「まだてめぇには早い」



貰ったのはゲンコツだった。

ちぇっと舌打ちをしてから「早く御館様のところ行きましょうよ」とぶつくさ文句を言いながら彼に言う。下駄に足を通していると「おい、A」と名前を呼ばれて振り返る。


そうすれば口に当たるのは実弥さんの口。
離れた彼は舌なめずりをして「まだ早ぇから、これで我慢してろ」とニヒルに笑う。



「明けましておめでとうございます！！御館様！！」

「新年から元気だねAは。それはそうとどうしたのかな実弥」

「いえ！新年早々私を大興奮させやがった師範に、とっておきの接吻と言う名のお年玉をたくさんあげてしまいました！！しかしながら紅が師範の顔のあちらこちらに着いてしまい機嫌を損ねてしまったようです！」

「てめぇいちいち説明すんな、殺すぞ」



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なんとなく思いついたので、、、(笑)

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