俺の継子が阿呆な件について【不死川実弥】

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「おのれ師範めぇ……、明日三食抜きにしてやる……！！」



胡蝶様に手当てしてもらった指。

包帯のせいで太くなってしまっている。利き手じゃないだけまだ良かったけどかなり不便。今度は私が師範にやり返してやろう。指の骨全部折ってやる。



「それにしてもホント美味しい〜！！ほっぺた落ちるわ〜」

「うん、そうだね」



忘年会だけあって、ちょっと贅沢なご飯ばかり。

どれもこれも美味しくって箸が進むわ進む。カナヲちゃんと無一郎くんと並んで食べる。なんでこの三人かって？そりゃー、年少だから。



「ねぇ、A、後で双六しようよ」

「あらま、もう機嫌直してくれたの？無一郎くんは私のことが大好きだねぇ」



ほーれほれ〜！と頭をわしゃわしゃと撫でてあげる。

さっきまで私が子供扱いしていたのが気に入らなく、無表情でいたのに今では笑ってくれている。だけど、頭を撫でたことにより機嫌がまた悪くなった。どうしてだ。むしろ私に問題があるのでは？



「好きだよ」

「え、」

「僕のこと子供扱いするのは気に入らないけど」



一瞬真面目な顔になったから正直驚いた。すぐにニコッと笑った無一郎くん、やっぱりなんだかんだと可愛い。この野郎！



「僕はもう子供じゃないよ」

「いや14歳なんてめちゃくちゃ子供じゃん。私より二つ年下なんだし」

「………」



スッと無一郎くんの顔から笑顔が消えた。
あれ、私何かまずいこと言った？？



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＊霞柱に好意を抱かれている風柱継子(気付いてない)

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