俺の継子が阿呆な件について【不死川実弥】

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リクエスト【王様ゲーム】
＊ありえない光景が出てきます＊



「それでは第一回、王様ゲームを始めます。パチパチパチー、はい」



現在、ここには柱9人、竈門炭次郎、我妻善逸、嘴平伊之助、栗花落カナヲ、不死川玄弥、そして私、風花Aで新年王様ゲームを開催する。




「これ誰得なのでしょうか？」



誰得にもならない。強いていえば、読者得。

15本のうち、一本が赤い割り箸。これが王様。王様になった人は命令ができる。そうこれならば階級が一番上の柱にだって好きに命令出来るんだ。



「じゃあ早速始めましょう！」



みんな喜んでないね。新年なんだからもっと楽しそうに騒げよ。成人済みの柱たちは呑み会を始めている。おい、参加しろよ強制参加だかんな。



「じゃあ一本ずつ一斉にお願いします」



強制参加させて、15人で一斉に引く。引いたらすぐに手で隠す皆の衆。一人一人自分が何番を引いたか、そして王様を引いたのか確認し、王様だーれだ！と私の声にある一人が手を上げた。



「あ、宇髄さん」

「おう！派手に行くぜ！10番が15番にキスしろ！」



最初から無茶なお題来たな。さすがに口はダメだから頬になった。10番は甘露寺さん、15番は胡蝶様。二人のキャッキャしてる姿見て微笑ましい。

よし、次だ。



「王様は誰？」

「私です」

「胡蝶様！」



胡蝶様は命令した。1番が2番を撫でる、とそれはまるで番号を知っていたかのように思えるほど、面白い組み合わせ。師範が炭治郎くんを撫でるのだから。すごい嫌がっていたけれど、絶対だからねルールは守ってもらいます。



「…………撫でてもらっても俺禰豆子を刺したこと許しません！」

「煩ェ」



これは笑い転げる事案だ。



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