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*



そうは言われても頼って欲しい。

私は、なんでも師範に頼っては師範は私の面倒を見てくれている。私だって師範の力になりたい。



「不死川さんのAさんに対する信頼はとても厚いものです。Aさんもご存知の通り、素直な方じゃありません。だから黙っては心配かけまいとしているんだと思います」

「……」

「それはAさんも、そして彼の弟さんもわかっているでしょう?」



うん、わかってる。師範が優しい人なのは。玄弥さんに負けないぐらいわかってるって叫びたいほどには。「それじゃあ、お大事に」とニコリと笑った胡蝶様に頭を下げる。


師範の部屋に戻り、様子を伺えばまだ寝ていた。注射打ってもらったそうだから少しはマシになったかもしれない。彼の額に手を伸ばして熱さを確かめる。まだ少し熱い。



「…………師範、私もっと師範に信頼される継子になりたいです」



胡蝶様が言っていた。

私が熱を出した時、師範は朝から晩まで一日中看病をしていること。胡蝶様が出向くのが遅いと文句を言うそうだ。心配しているその姿を私に見せたいと言っていた。



「…………新しい氷嚢持ってきますね」



腰を上げて、ふすまを開ける。
その部屋から出て行く私を、師範が横目で見ていたことに気づかぬまま。





*




「……………俺の継子はてめぇ一人だ馬鹿野郎ォ。信頼してるに決まってんだろォ」




*

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 風柱   
作品ジャンル:アニメ
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ラズベリー - 面白いです! (2021年2月4日 6時) (レス) id: 87d010c47c (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 最後が、「ええ、そつですよ」になってる、、、? (2020年7月25日 12時) (レス) id: 1d4ed2cded (このIDを非表示/違反報告)
0tt430v325326h(プロフ) - いつも見させて貰っています。質問ですが、過去はどうやって書いているんですか?私も作品を書き始めていますが全く分からない事だらけで… 普通の文字より少し薄いですよね?読んでてとっても分かりやすいんで、私も書きたいと思っていまして、どうか教えて下さい! (2020年5月22日 18時) (レス) id: a0727f11af (このIDを非表示/違反報告)
shinon※*(プロフ) - 何回も書きますがめちゃくちゃおもしろいです(*´ω`*)美桜さんの文章力羨ましいです!更新楽しみにしてます(>人<;) (2020年1月11日 18時) (レス) id: d985354645 (このIDを非表示/違反報告)
お肉 - リクエスト叶えてくれてありがとうございます!!これからも頑張ってください! (2020年1月11日 17時) (レス) id: 74901ad7b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/  
作成日時:2019年12月25日 18時

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