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「では、行ってきます」
「んなブスッとしてじゃねぇよ」
「別にしてませんよーだ」
頬を摘まれる。痛い。
私にお見合いに行くだけ行けと言った師範の心境がわからないまま、私は行くことになってしまった。
珍しく隊服ではなく、よそ行き用しかもだいぶん品の良い着物を着た私は朝から不機嫌であった。なんとなく師範にムカついたため、以前師範が買ってくれたお気に入りの着物を着ていない。
宿泊になるから、簡単に着替えを入れたバッグを持ち、そして玄関の入り口に立てかけてある日輪刀を手に持った。
「そりゃァいらねぇだろォ」
「何かあったらいけないので！！持って行くだけです！！」
「そうかィ」
「護身用にもなりますしね！！！それでは！！」
怒気を含め語尾を荒げると、そのまま屋敷を出た。
ここからちょっと歩いたところの駅から九州まで行く。お金のたくさん入ったお財布を片手に「師範になんてお土産買わないんだから」とプンスカ怒りながら向かい、駅に着く。
切符の買い方がわからず、駅員さんに聞いて切符の料金を聞き、耳を疑った。肩を落とし、財布を閉じ、汽車が来るのを待っていると。
「Aさん！」
「…………あ、炭治郎くん」
「どうしたんですか、家出ですか？」
「どうしてそうなるんだよ」
久々に会った先輩がただ荷物を持っているだけで「家出」って聞くか普通。彼は、私から悲しい匂いがすると師範と喧嘩でもしたのか思ったそうで。んー、悲しい匂いかぁ。当たってるかもねぇ。
「今から九州の知り合いのところに行くの」
「奇遇ですね、俺も今から九州に鬼狩りです」
「ってことはいいね、九州までの切符代、経費で落ちるじゃん……」
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めい（元れん☆）(プロフ) - はじめまして！ここまで一気に読ませていただきました！とても幸せな気持ちです本当にありがとうございます！私もこのようにすてきな作品を残せるよう頑張ります、これからも応援しています！ (2020年10月27日 0時) (
レス) id: fb108a381a (このIDを非表示/違反報告)
koyuzuki0627(プロフ) - 夢主ちゃんも不死川さんも可愛いですね〜読みながらしWWWなずWWWWWWがわWWWさんっWWWWWWってなることが多かったです私は恋愛オチが良いです (2020年2月3日 1時) (レス) id: a9af658367 (このIDを非表示/違反報告)
ハミイ(プロフ) - 師弟オチもいいですが、私は恋愛オチの方がいいです!! この小説とても面白いので、いつも更新楽しみにしています!!応援しています!! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 8cc530c36f (このIDを非表示/違反報告)
い ち ご ミ ル ク(プロフ) - 師弟もいいですが、やはり恋愛オチの方が私は好きです。これからも頑張ってください！ (2019年12月25日 0時) (レス) id: 49aff0a89f (このIDを非表示/違反報告)
あり - いつも楽しみに読ませて貰ってます！師弟オチでお願いします！ (2019年12月25日 0時) (レス) id: 5ec8350380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2019年12月8日 18時
