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【モブ目線のおはなし】Part.1
俺、
今回、合同で任務をした風花Aちゃんとは一応同期だ。彼女すげぇよな。剣士になって一年しないうちに階級どんどん上に行くし、今じゃあの風柱の継子やってんだぜ?
「疲れたー!」
「お疲れさん、なんか食って帰るか?」
「いや、いい!今日は師範と待ち合わせしてるから!」
えらく仲が良い師弟だ。
確か彼女が昔鬼に襲われたのを助けたのが風柱だった。だからすげぇ懐いているようだ。俺なんて初めてあった時すげぇ警戒されたし、人を引き寄せないオーラみたいなのがあった。
それでも今はすっかりと人懐っこい性格になっている。Aちゃん大人しくしているとすげぇ可愛いんだ。顔どタイプ。まあ喋れば残念女子という同期の男たちの中で言われているぐらい。まあ俺は好きだけど。
「そういえば、任務の時、一度呼吸乱れてたね?気をつけて」
その剣技は才能があると思う。
的確に俺のダメなところを説明してくれる。よし、次一緒に任務に行くときまでに直しておこう。
「あ、師範だ!!!しはーーーーん!!!」
風柱を見つけるなり俺の隣からすっぽりといなくなったAちゃんは風柱のところに走っていく。俺を見て手を振った彼女に手を振る。風柱と一緒に歩き出した彼女を見つめていれば、Aちゃんより先に風柱が俺の視線に気づいた。
そして、すげぇ顔で睨まれた。口パクで二回何か文字を形作る。考えなくとも一瞬でわかる。
ーーー"死ね"
いや、怖くね?!!セコムすぎね?!!そりゃああんな可愛い継子いたら過保護にもなるかもだけどさ!!!いや、風柱怖えよ。Aちゃん諦めろと言われたようなもんだ。
「……………風柱、すんげぇAちゃんが可愛いんだろうな、」
そう思うモブ剣士二年目の男であった。
*夢主年頃なのに恋愛云々ないのはこれが理由です。告ろうものなら風柱というでかいセコムを通過しなければなりません。第三者目線のお話割と好きです。
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めい(元れん☆)(プロフ) - はじめまして!ここまで一気に読ませていただきました!とても幸せな気持ちです本当にありがとうございます!私もこのようにすてきな作品を残せるよう頑張ります、これからも応援しています! (2020年10月27日 0時) (レス) id: fb108a381a (このIDを非表示/違反報告)
koyuzuki0627(プロフ) - 夢主ちゃんも不死川さんも可愛いですね〜読みながらしWWWなずWWWWWWがわWWWさんっWWWWWWってなることが多かったです私は恋愛オチが良いです (2020年2月3日 1時) (レス) id: a9af658367 (このIDを非表示/違反報告)
ハミイ(プロフ) - 師弟オチもいいですが、私は恋愛オチの方がいいです!! この小説とても面白いので、いつも更新楽しみにしています!!応援しています!! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 8cc530c36f (このIDを非表示/違反報告)
い ち ご ミ ル ク(プロフ) - 師弟もいいですが、やはり恋愛オチの方が私は好きです。これからも頑張ってください! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 49aff0a89f (このIDを非表示/違反報告)
あり - いつも楽しみに読ませて貰ってます!師弟オチでお願いします! (2019年12月25日 0時) (レス) id: 5ec8350380 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2019年12月8日 18時