俺の継子が可愛くねぇ件について【不死川実弥】

146 不死川さんお誕生日 ページ49

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「…………よし、できた……！」



11月末の今日。そうそれは。



「師範、お誕生日おめでとうございます！！！！」



帰ってきた師範の顔に巨大おはぎを打ち込む。べとりとついたおはぎの餡がボトッと音を立てて地面に落ちた。


そして帰ってきたのは「ありがとう、嬉しいぜェ。こんな可愛い継子を持って俺ァ幸せだァ」ではなく、大きな手のひらが私の顔を真正面から鷲掴みした。そして、そのまま硬い硬い地面に叩きつけられる。



「俺の生まれた日は昨日だクソガキィ」

「ぎゃう！！」



頭から大量に出血させている私は、「なんですと！」と驚く。今まで欠かさず師範のお誕生日をお祝いしてきたのに、私としたことがなんたる無礼を！



「…………とりあえず血ィ拭けェ」

「師範が優しい……」



流血を優しく拭ってくれる師範。

今すごい優しいんだけど、顔におはぎのあんこ付いているから台無しです。あ、私のせいだった。
居間に入って、暦を確認するとそれでもやっぱり今日は29日だった。どうしてですか？！と目で訴える。



「そういや、3日前にてめぇと任務重なって一日屋敷を開けた時、一枚剥がしてなかったなァ」



日めくりタイプの暦の紙をベリっと剥がした師範に、私は頭から突進する。難なく交わされ、タンスに頭をぶつけてしまった。



「なんで剥がしてくれなかったんですか！！！！私が師範の誕生日間違ってしまったの師範のせいですからね！！！」

「泣くなよめんどくせェやつだなァ」



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＊おはなしの中では1日遅れですが、だいぶん遅れました。ごめんなさい不死川さん！罵ってくれて構いません！そしてお誕生日おめでとうございます！！

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