俺の継子が可愛くねぇ件について【不死川実弥】

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「よし……」


鬼を倒した後、あたりを見て目を伏せた。また助けられなかった。


あの女の子の家族は全員死んでいることが確認出来た。ああ、あの女の子はこれからどうなるんだろう。考えたくもないことを頭を振って振り払う。


善逸も伊之助も無事だ。

Aさんは敢えて俺たち三人で一体の鬼を倒すように促したけど、Aさん本人は大丈夫なのだろうか。2人とともに、Aさんの匂いをたどる。


Aさんが相手をしている鬼の匂いはもうすでに消えかかっている。流石だ、Aさん。俺たちが倒した鬼と比べると明らかに強い方にAさんは構わず向かった。


腰を抜かしている善逸に肩を貸して、Aのいる外に向かっていると、いきなりAさんの叫び声が聞こえてきた。


その声に善逸から肩を貸すのをやめ、ドスッと善逸が床に転げ落ちるのを見届けた後、急いでAさんのところへと走った。そこにはまだ消えかけている鬼がいて、Aさんが倒れている。



「…………一体なにをしたんだ？！！」



鬼に呼びかけるも、奴は気持ち悪い笑い方をして、「このまま死ぬのも癪だからなァ」と言った。どういうことだろうか。


そう思っていると、鬼は「血鬼術をかけた。ロクに使えもしなかったがな、最期に使ってやったぜ」というとパサァと消え去った。



「Aさん！！」

「……………」

「(あれ？なんか……小さくないか？)」



Aさんに近づいて、体を揺さぶる。

すると、ある異変にすぐに気がついた。のそりと起き上がるAさんは、普段禰豆子が小さくなっている時の背丈とそう変わらない。



「お兄ちゃんだれ？」

「……………これは！！」



ーーーご都合血鬼術というやつか！！



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＊私の計画ミスで不死川さんの誕生日ネタ間に合いません！今書いてる分が終わってから誕生日ネタ投稿します！！！！！！！

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