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そして夜。
「寂しくなったらいつでも俺のところに来ていいからねぇ」
「行くわけねぇだろ」
間髪入れず、善逸くんにとどめを刺すように言葉を投げつけた。そして、鬼狩りを泊める部屋が一部屋しかないと聞き、私はここのお嬢さんの部屋で寝泊まりを一緒にさせてもらうことに。
善逸くんは、私のトゲのある言葉でも笑顔で受け取って、ニマニマとしている。ある意味そういう性格はいいと思うけど、最悪捕まるぞ。
「騒がしい子たちでごめんね」
「いえ、久しぶりに賑やかで楽しかったです」
「……きゃわいい」
なんだなんだかわいすぎだろ!
布団に入って2人並んで寝る。
彼女はいきなり話してくれた。半分寝かけていた私はそれにより眠れなくなる。それは、彼女たちの家族が鬼に襲われた過去。その時ちょうど助けてくれたのが鬼狩りをしている鬼殺隊の剣士だったそうだ。
それからは藤の花の家紋を掲げ、鬼狩りの剣士をもてなしているそうだ。
「私を助けてくれた方は柱?の方だそうです」
「へぇ〜、でも私と同い年なら今も現役なんじゃない?」
「恐らく。顔に傷がある人でしたよ」
「うわ〜、すごい知ってる人〜」
師範、人助けすぎ。最高じゃん。
なんて、思っていると、彼女は手を合わせて「彼の方にまた出会えることを願っています」と言った。その顔はまさしく女の顔。
「あー、あの人ああ見えてだいぶん凶暴だから貴方じゃ手に負えないよ。怪我するからね百発百中」
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紅梨 - なんか不死川さんの優しさがにじみ出てました!あと、不死川さんの継子を想像したりして読みました。すごく微笑ましい話ですよねーww (2020年3月15日 19時) (レス) id: e55b1dd1f6 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - 美桜さん» 態々御返事していただきありがとうございます!採用していただき感謝感激です!!これからも更新無理しない程度に頑張ってください。応援してます。お身体にはお気をつけて! (2019年12月16日 4時) (レス) id: 6250b56f0b (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 白夜さん» コメントありがとうございます!お返事遅くなってすみません。タイトルネタ採用させていただきました!これからもよろしくお願いします! (2019年12月15日 20時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - となさん» コメントありがとうございます。お返事遅くなってすみません。何回も読んでもらえて嬉しいです。これからも頑張ります!! (2019年12月15日 20時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 結夢さん» コメントありがとうございます!お返事遅くなってすみません。指摘ありがとうございます。疲れのせいで間違えました(言い訳)これからもよろしくお願いします (2019年12月15日 20時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2019年11月23日 13時