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「写真、返して…！」
「返しても何も俺が買ったんだよ」
「でも……！」
学校での私なんて面白みも何もないだろうに。
悟くんはご自慢の身長を活かしてくるものだから、私は彼の手の中にある写真に手が届かない。悟くんのベッドに登って、手を伸ばす。
ベッドの上で跳ねていれば、足が滑った。
「わ」と声を漏らす私をうまく庇う悟くん。けれど、わざとらしく背中から倒れた悟くんに私は馬乗りになる体制になってしまった。
「うーっわ、Aってば大胆」
「………っ」
顔が赤くなるのは普通だ。
さらに言えば、悟くんは調子に乗って、私の足にスルリと手を忍ばせる。身を固まらせ、ガチガチになる。
そんな私を見てはまた面白そうに笑う彼。
真っ黒なサングラスを外すと、私が好きな澄んだ蒼が目に映る。わかっているように瞳を細めた悟くんが体を起こした。
「ガチガチに固まって、そんなんじゃこれから先苦労するぜ」
「…………」
「キスのその先だって、俺は待ってんだから」
髪の毛をかき分けて、頬に手を滑らせる悟くんはそっと唇を寄せる。
悟くんに「使用人を辞めたい」「悟くんが好き」と言って、あの主従関係に終止符を打った。その日から、彼は私に甘すぎる。甘いものが好きな私でも、ドロドロになるぐらい甘い。
「A、ほかの男にお前の可愛さを知られるなよ。お前は俺のもの。この唇も、熱を持った頬も、この滑らかな肌も、すべて」
髪を後ろに追いやった悟くんが首に顔を埋めた。
れろりと這う彼の舌が全身を痺れさせる。多分今の私はこれまで以上に顔を赤くしていることだろう。
「命令だからな。お前は俺のもの。他の野郎に触れさせんなよ」
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沙羅(プロフ) - お疲れ様でした！完結おめでとうございます（＾ω＾）長い間読ませていただきました。番外編楽しみにしてます！甘々な展開、期待しております！ (2021年4月19日 22時) (
レス) id: f64d60a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
踊る宝石(プロフ) - はじめまして！本当にこの作品大好きです。番外編がこれから少しあるんですかね？更新楽しみにしてます！ (2021年4月19日 1時) (レス) id: 7183f6d526 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 美桜さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年4月14日 21時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
飼口(かいぐち)(プロフ) - 一人称が僕になってる…！てことは夏油はこのときにはもう…？ (2021年4月13日 21時) (レス) id: 57441fdd79 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 美波さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟でお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年4月6日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時：2021年4月4日 19時
