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とりあえず中に潜入することは成功した。
とのことでちょっと師範と離れて、ほかの人と話してみることに。
「(…………でもその前に腹ごしらえだよね〜!!)」
ってここのお料理すごい美味しそうなんだもん。
これ西洋の料理でしょ?初めてみた。お肉ばっかりじゃん。高カロリ〜!!西洋のお菓子までたくさんある。これゼリーとか言うやつ?これは水だから0カロリーだって聞いたことある。
「美味しい…!」
なんだこれ。めちゃくちゃ美味しいじゃん。
西洋にいる人たちは毎日こんな美味しいものを食べてるの??高カロリーじゃん。なのにあんなに綺麗だなんて世の中不公平だ。
お淑やかにしてろと師範に言われたけど神様の不公平さに馬鹿食いを始めた。どれもこれも美味しいのが悪い。うますぎるんだよこの野郎!
「…………って、師範どこに行ったんだろう」
不意に師範の姿を目で探した。
すぐに見つかった。だって、彼の周り綺麗な女の人がたくさんいたから。すごい紳士気取ってますが、その人怒ると怖いですよ。あの女の人なんてボンッキュッボンッじゃん。自分の体を見下ろして、ため息を吐いた。
「(もしもこの世に鬼がいなかったら、師範も普通の男として世帯を持っていたのかもしれないんだよね)」
不意に考えるのは鬼がいない世界観。
そんなの夢見たって、現実は変わりっこない。夢を見るだけタダだけど、現実に戻されたときの辛さは大きい。
「ーーー鬼がいたから、私は師範に出会えた」
ぼそりと呟いて、目を伏せた。
フォークに突き刺さっているケーキを口に運び、咀嚼していると「そこの可愛いお嬢さん」と声をかけられ振り返る。
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名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 美桜さん» あ、出来ればぎゆさん相手のさねみさんの対応とか…… (2019年11月22日 23時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 美桜さん» いつも楽しく読ませていただいております!ななふと申します!いきなりすみません!助けてください!さねみんのキャラが掴めません!書き方のコツとか教えていただけませんか…? (2019年11月22日 23時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 霞さん» コメントありがとうございます!素敵と言ってもらえて嬉しいです。こちらこそ体調管理気をつけてください!! (2019年11月21日 21時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 神威さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです。あまり他作者さんの不死川さん小説読まないので自給自足してます笑更新は平日3話、休日3〜5話目安を目標にやってるんで!ニヤニヤしてもらえて嬉しいです〜! (2019年11月21日 21時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
霞 - 初コメ失礼します。素敵なお話ですね!すっかり気に入ってしまいました…!これからも楽しみにしてます!寒くなってきたのでお体に気をつけて頑張って下さい! (2019年11月20日 23時) (レス) id: da4e88d22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/
作成日時:2019年11月9日 8時