検索窓
今日:228 hit、昨日:121 hit、合計:1,721,100 hit

65番外編 ページ17

*



「だって師範が私としぇあいずぽっきーしてくれないのがいけないんですよ」

「お前、ただそれ言いたいだけじゃないのかァ?」

「そ、そんなわけ………あるんです」

「開き直るなクソが」



ただいま屋敷にて師範から説教されています。

ただ単に私はしぇあいずぽっきーがしたかっただけなのに。道中に炭治郎くんたちがいたから、彼らなら絆を深めようとやってくれるかなって思ったのに、師範のクソ野郎に邪魔された。



「てめぇ、俺に対してクソ野郎っつーのはどういうことだァ」

「あああああ頭かち割れる!!!」



私の心読むんじゃねぇよ。

引きずられて、土だらけ。師範に頭鷲掴みにされて、思いっきり力入れられる。


まあ師範は何を言ってもやってくれないということがわかったんでもう諦めます。11時11分ちょうどにしぇあいずぽっきーしたかったのにできなかったし。もういい。来年頑張るから。


説教途中で、ポッキーを咥えながらボソボソと食べていく。「舐めてんのかてめぇ」と煩い師範に「なめてますよ」と返しておく。


あぁ、後一本だ。結局これ全部一人で食べちゃった。これカロリーいくらなんだろう。西洋のお菓子って太るって聞いたけど……。最後の一本を咥えていると、師範から「オイ」と呼ばれた。やべ、説教の途中だった。



ーーーポキッ……

「!?」



師範に背を向けていた私は、振り向いたと同時にその後に目を見開いた。……師範の顔が至近距離。そして、彼の口には私が食べかけていたポッキー。



「あとで稽古つけてやるから来いよォ」



平然とした表情で部屋を出て行った師範に、私は終始固まっていた。



「…………今の反則じゃないですか?」



顔の熱が治りません。



.

66→←64番外編



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (871 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2302人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 風柱   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 美桜さん» あ、出来ればぎゆさん相手のさねみさんの対応とか…… (2019年11月22日 23時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 美桜さん» いつも楽しく読ませていただいております!ななふと申します!いきなりすみません!助けてください!さねみんのキャラが掴めません!書き方のコツとか教えていただけませんか…? (2019年11月22日 23時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 霞さん» コメントありがとうございます!素敵と言ってもらえて嬉しいです。こちらこそ体調管理気をつけてください!! (2019年11月21日 21時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 神威さん» コメントありがとうございます!そう言ってもらえて嬉しいです。あまり他作者さんの不死川さん小説読まないので自給自足してます笑更新は平日3話、休日3〜5話目安を目標にやってるんで!ニヤニヤしてもらえて嬉しいです〜! (2019年11月21日 21時) (レス) id: d3adf571e3 (このIDを非表示/違反報告)
- 初コメ失礼します。素敵なお話ですね!すっかり気に入ってしまいました…!これからも楽しみにしてます!寒くなってきたのでお体に気をつけて頑張って下さい! (2019年11月20日 23時) (レス) id: da4e88d22b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美桜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ririsa10713/  
作成日時:2019年11月9日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。